何を見ても「AKB商法で叩く」メソッド


「しょーもない記事だ。」とか書くと面倒になるらしいので書きませんが(あ、でもYahoo!Japanの人間じゃないからいいのか)。
観るつもりはなかったんですが、何となく流れでリアルタイムで観てました総選挙。
個人的には、ゆいはんが号泣しなかったのと生駒ちゃんが記憶に残っとりますが。
あと柔軟女王の娘と永遠の研究生と。


正直、アレをゴールデンぶち抜きでやるフジテレビのコンテンツ力低下は否めないわけで、そりゃあアレで一定の数字は稼げるのでしょうが、もし企画力が評価されている時代ならやっても深夜枠がせいぜい。
自局のアイドリング!!!がなんともかんともだからって、総選挙を中継してHEY3復活させて「大島優子ラストステージ生中継SP」で19:00~21:00の2Hですからね。あらら。
まいぷるの卒業ライブですらフジテレビONEがせいぜいだってのに。


で、なんつーのか、”IT業界草創期からの著名人で、あれから十余年いまだに最前線に身を置く割には最先端でも儲かってる風にも見えない男、神田敏晶*1”が「AKBってさ~」と語ってしまう程度に安易なコンテンツとして周知されている実態があって、その辺はAKBが事件を起こすたびに対してアイドルに興味もなさそうなブロガー(特に経済・社会系)がこぞって「AKBというのは」「秋元康は」と語りたがる反応を見てもよくわかる。

ところが別にAKBに興味もないし「アイドル?盛り上がってんの?へ―」程度の認識しかないものだから、松田聖子中森明菜時代のアイドルと言うパラダイムを持ち出して「アイドルと言うのはだな本来~」などと偉そうに語ってしまうが、本人はその錯誤に気付いてない。
アイドルのパラダイムなんて、とっくに変わったと言うのに。


秋元康プロデューサーの描いたアイドル像」だのなんだのそんなものは、AKBオタは承知であってその上でコンテンツとしてAKBを消費し、総選挙と言うのはそういうAKBのお祭りの中でも特別な「ハレ」なわけですよ。
目に見えて自分の推しが数値化される。


★★★

モーニング娘。ももクロって、同じアイドルでも語れないんですよ。
本来アイドル語りは興味があってなんぼなわけで。
こういうひとらにとっては情報が無いし、何が評価されてるのかが見えない。

でもAKBは「AKB商法」という解りやすい仮想敵があるから叩きやすい。
お手軽なサンドバッグ。
アイドルに興味がなく情報や魅力が解らなくても「儲けの仕組み」と言われると途端に解った気になる。ところが実際はそこにさまざまな心理が働いているし、内部オタはそんなにシンプルじゃないから実態は見えないのに、解った気になって外野からあーだこーだ言える。それがこの”IT業界草創期からの著名人で、あれから十余年いまだに最前線に身を置く割には最先端でも儲かってる風にも見えない男、神田敏晶*2”の記事ですね。

1人が複数購入し、複数投票したものを厳正に開票しても厳正とはいえないだろう。しかし、これは選挙という名だけであって実際の選挙ではないから、かまわないのだ。「選挙」というフォーマットを活用したセールスプロモーションだからだ

そもそもこれが「民主主義的な投票だ」なんて誰も言ってないし思ってない。
これは明確に「ファン心理が数値化されるイベント」でしかない。

おニャン子ブームを手がけ、おニャン子ブームの終焉を知り、おニャン子ブームを模倣した「モーニング娘。系」をながめてからのAKBだ。しかし、オトナになりきらないプロデューサーの少女に込める願望には、違和感を感じざるをえない。その最大の理由は、そんな男子の心をギッチリ掴んでいるのは、AKBではなく、AKBの皮をかぶった秋元康プロデューサーだからだ。

おニャン子とAKBの違いについてもいずれ書きますが、そもそもおニャン子は「おニャン子」というユニットでしかなく、それを構造的に拡大し「AKB」というシステムにしたのであって、世間的な認知はAKBとはSMAPEXILEなどと同じ「グループ」と思われてるかもしれないけど、実質的にはAKBと同じレベルのものは「ジャニーズ事務所」と言う大枠ですからね。AKBと言う枠があって、その下に各チームがあり、その下に研究生がいる。
各チームは流動的であり、これもSMAPなど固定アイドルと違い加齢に逆らわずメンバーの変更で対応できる。
その分ジャニーズは次々アイドルグループをデビューさせるわけですが。
今やモーニング娘。もAKBシステムを模倣して、だからこそ名前に「14」と付けてる。
モー娘。がグループ名変更へ 来年から「モーニング娘。'14」 (つんく♂) ニュース-ORICON STYLE-
これはメンバーが流動的に入れ替わり、それでもモーニング娘。という名前は変わらないから。
この辺の「アイドル襲名システム」は以前語ったのでこんなもので。

★★★

少女からオトナへの女性のアイドル願望、オトナのオンナを拒む草食男子たちの永遠のアイドル崇拝、そして音楽業界唯一の活性化策としてのAKB。すべてが、秋元康プロデューサーの回りで、うごめいているのだ。そして、男は今日もまた、自分の求めるアイドル像への作詞に自分の想いを錯綜し続けている。AKBは秋元康であり、秋元康はAKBそのものなのである。そして彼女たちのフィジカルをその詩の世界の中でまるで弄んでいるかのように…。

んー、なんだろうか。
外から見ていてAKBシステムの中のファンの情動は理解できないんだろう。
元記事で見えるのは、
ドルオタ=大人の女を相手にできないロリ野郎ども
AKB商法=ドルオタを躍らせて稼ぐ空虚なシステム
AKBオタ=秋元康のいいカモ

その程度の認識。

つまり「儲けてるのは秋元だけ」だの、「アイドルなんて追っかけずにナンパしてヤリまくれ」というソープへ行け!的な北方謙三メソッドで偏見たっぷりに「アイドルオタなんざロリ趣味くすぐられて秋元に騙されていいカモにされてる」とでも書けばいいのに(そういう風に読めますが)、めんどくさくそれっぽく「オレわかってるぜ」感を出そうとするから上滑りしてしまう。

秋元さんの懐には、162億8,000万円分の印税がはいるけれども、秋元康さんの夢を演じつづけた彼女たちの将来にももっと再投資すべきではないのだろうか?

こんなこと言い始めたらそもそも作詞作曲業の人らはこういう仕組みで食ってると思うんだけども、とりまヒャダインたこやきレインボーになんぼか還元しろってことでいいのか。

たこやきレインボー「なにわのはにわ」MUSIC VIDEO - YouTube
とまれ、よくわからないことに口出ししてドヤ顔しようとしても失敗するよね、と言うお話でございました。

ちなみに

以下、宮崎美穂がこれまでにたどってきた道のり。


総選挙実施前:7曲連続選抜入り
第1回総選挙:18位
第2回総選挙:21位
第3回総選挙:27位
第4回総選挙:38位
第5回総選挙:64位圏外
第6回総選挙:78位

今回何で順位発表80位まで増やしたのだろう。
ああ、もうわからなくなったね、仕方ないねという状況になった矢先のこの晒されっぷり。「こんなところにいた」感ハンパなく、もう涙が止まらない。何が「アップカミングガールズ」やねん。やかましいわ。もう彼女は誰か力いっぱい殴ってもいい。許す。

http://d.hatena.ne.jp/wasteofpops/20140607


みゃおか。みゃおな。
やっぱ、韓国旅行かしらね。


せつないね、どうにも。


3号遠藤舞卒業ライブ~さよならは別れの言葉じゃなくて再び逢うまでの遠い約束ング!!!~ [Blu-ray]

*1:via やまもといちろう氏

*2:via やまもといちろう氏