火浦功「未来放浪ガルディーン」

大熱血。―未来放浪ガルディーン〈1〉 (角川文庫―角川スニーカー文庫)
「未来放浪ガルディーン」をご存じだろうか。
キャラクターデザイン ゆうきまさみ、メカデザイン・挿絵 出渕裕という強力な布陣。
そして作者はスチャラカ 火浦功


あまりに遅筆すぎてアラン・スミシーとか矢立肇的な否実在作家に 笑


あらすじは、

時代は遥か未来。文明崩壊後の戦国、波乱の時代。強大な武力を誇るヴァルマー帝国は、300年の伝統ある名門フレイヤー家を滅ぼした。これにより、全国統一の野望に燃えるジョージ〈無謀王〉ヴァルマーに対抗する勢力はほぼ壊滅した。しかし、男として育てられたフレイヤー家の王女コロナ〈筋肉娘〉フレイヤーは生き残り、単騎ヴァルマー宮殿に乗り込み、父の仇であるジョージを見事討ち取った。
すぐさまお尋ね者となったコロナは、ひょんなことから知り合ったシャラ=シャール・酒姫とスリム〈口先男〉ブラウンと共に放浪の旅に出る。そして逃げた先で出会ったのは、旧世紀の巨大機動メカ、T-178ガルディーンであった。

男みたいな女と女みたいな男、軽薄男と気の弱いAIのロボット兵器。
ロードムービーと言うかやじきた珍道中と言うか、すちゃらか旅物語。
植木等とC調バイブレーション。

出渕裕の機神幻想ルーンマスカーばりのメカデザと挿絵に比しての、中身の肩の力の入らなさっぷリ。
さすが火浦功


今ならラノベ文脈なんでしょうが、1986年に角川文庫から出てるのでラノベというジャンルも確定してなかったころの作品(スニーカー文庫は1987年、富士見ファンタジア文庫は1988年)。
未来放浪ガルディーン 大歌劇

このCD(個人的にはレコードで持ってたような気がする…)、参加してるメンツが異様に豪華…の割にこの知名度の低さ。
同時に企画として持ち込まれたパトレイバーOVA、テレビアニメ、劇場アニメ、そして実写化までされたわけですが。パトレイバーのあの肩の力が抜けた感じのルーツも感じられる。
巻末の鼎談(火浦、出渕、ゆうき)だけでも面白い。
火浦作品で映像化されたのって世にも奇妙な~の「お前が悪い!」くらいですかね…。

昔なので火浦氏はSF文脈の作家なわけですけど、今だとラノベ作家に認定されるのか。
微妙な話ですな。


最近ソノラマが、ノベルから火浦作品を出し直ししてるので比較的手に入りやすいですが、今のラノベに飽きたらこういう黎明期の作品も面白いのではないかなーと言う単なる懐かしみの記事でございました。
「未来放浪ガルディーン」未完だけど面白いので是非一読を。

れ~べんぶろ~い、オレの名はれ~べんぶろ~い♪

完全保存版 火浦功伝説