夏やすみ映画スペシャル ホラー映画「ディセント」をみよう!
やあ、お友だちのみんな元気かな?ヾ(´▽`)ノ
今日、おねえさんがみんなにしょうかいしたいのは「ディセント」っていう映画なんだけど、みんなはホラー映画ってみたことあるかな?
ん?ないかな?
ホラー映画っていうのは、かんたんにいうとバカなカップルがせいよくまるだしでパコパコしてるとこわーいマスクをかぶったなぞのおとこがやってきて、できるだけひさんな目にあわせてないぞうをぶちまけて殺していく映画のことなんだけど∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
よくわからないおともだちはお父さんお母さんに聞いてみよう!
でもね、そんなホラー映画は、クビちょんぱとかバラバラにされたりするばかりじゃなくて、いろいろふか~~い意味がある作品もあるんだ。
この「ディセント」はそんな映画なんだよ(●⌒∇⌒●)
あらすじ
お話はこんなかんじ。
みんなのお母さんぐらいのねんれいのなかよし女性グループ六人が洞くつ探検に出かけるんだ。
ワーイヾ(´ρ`)ノ゛\(*T▽T*)/O(≧▽≦)O ヾ(〃^∇^)ノヽ(^◇^*)/ ヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ
ところが洞くつがくずれちゃってみんなが出られなくなっちゃうんだ。
(ノ ̄□ ̄)ノオオオォォォォ!ミ((ノ_ω_)ノバタ
たいへんだ!
うすぐらーい洞くつの中で六人ははなればなれになっちゃって、さみしいさみしいってなるんだね。
みんなもお母さんとはなれるとさみしい気持ちになるでしょ?o(;△;)o
そういう感じかな?
そのとき……と、ここまででほんとうは映画を見てほしいんだけど、もうすこしお話しすると、六人がモンスターにおそわれちゃうの!!
(ヘ`∀´)/(ヘ`∀´)/(ヘ`∀´)/(ヘ`∀´)/ ΣΣ┗(|||`□´|||;;)┛ガーン!!
モンスターだよ。
ピカチュウみたいにカワイイモンスターじゃなくてもっとこわ~~~いモンスター。
やだねー。
そんなモンスターでいっぱいの洞くつから六人は生きておうちにかえれるのか?それともはらわたをぶちまけて死んでいくのか?
ここからはぜひ映画を見てほしいなーヾ(*'-'*)
お母さんの手をにぎってればきっと大丈夫だから、おともだちのみんなぜひ見てみてね★
映画をかんがえてみよう
やあ、どうだったかな?
この映画の意味がわかったっていうお友だちは手をあげてみよー!
ん?あれ?いないのかな?( ̄ー ̄?)
ちょっとお友だちにはむずかしかったかな?
じゃあ、おねえさんがディセントについてかいせつしてみたいとおもいまーす★( ̄ー ̄)v
たいないめぐり
まずこの映画ってちょっと変わってるんだ。
なにが変わってるかっていうと、男のひとがほとんど出てこないんだね。
出てくるのは主人公の夫だけなんだけど、そのひとは事故で死んじゃうんだよね。
そうそう、鉄パイプがあたまに突きささって死んじゃうひとだね。
Σ(☆ェ◎^;)
そして洞くつっていうのは、むかしからお母さんの産道(赤ちゃんが産まれてくるところ)のメタファーになってるんだ。
メタファーはお友だちにはちょっとむずかしいかな?
あ、ん、ゆ、っていうんだけど、よくわからないお友だちは「ごっこ」みたいな感じっておぼえておこう。
お母さんのおなかの中に入っていく「ごっこ」が、洞くつ探検にあるんだね。
そして女性ばっかり。
よーくみているとわかるんだけど、なぜか男のひとからもらったモノで事件がおきるんだ。
これも意味がありそうだよねー。
モンスターにおそわれちゃうけど、あのモンスター、ツルツルして毛がなくって、なんか赤ちゃんみたいじゃなかった?
お母さんのおなかの中みたいな洞くつで女性ばっかりが赤ちゃんを大きくしたようなモンスターにおそわれる。
ぜーんぶ意味があるんだねーσ( ̄、 ̄=)フーン
ジークフリート
お友だちのみんなは、北欧神話を知ってるかな?
むかしのヨーロッパの北欧につたわる神さまのお話なんだけど、そのなかにジークフリートっていうヒーローが出てくるんだ。
ジークフリートは悪い竜を退治して、そのときにどばーーって返り血をあびて全身まっかっかになるんだけど、その血のおかげでどんな武器もはねかえしちゃう体になっちゃうんだ。竜の血ってすごいよねー。
おねえさんも竜の血でお肌すべすべになるかなー、なーんてね★
(# ̄∇ ̄#)
この映画の主人公の女のひとがそれまでモンスターに追いかけまわされるんだけど、血の池に落ちて中から出てきたら人が変わったように手斧をふりまわしてざくざくモンスターをぶち殺すシーンがあるよね。あれを観ていておねえさんはこのジークフリートの神話を思い出しちゃった。
これもメタファーかもしれないね。
洗礼
みんなはキリスト教って知ってるかな?
(* ̄- ̄)人
雲の上のもっと上の方に一人だけ神さまがいるって信じる人たちが、おいのりしてる宗教なんだけど、そのキリスト教に「洗礼(せんれい)」っていうぎしきがあるんだ。
洗礼っていうのは、キリスト教に「お願いしますなかまに入れてください」ってお願いするときにそれまでしてきた悪いことを全部洗いながしちゃうために、川にお祈りしながら入ることなんだけどね。
生まれ変わりみたいに新しい自分になる儀式なんだね。
ん?お友だちにはむずかしいかな?
洗礼は「水に入ったらきれいにピッカピカ」っておぼえておこう。
この洗礼は紀里谷和明(きりやかずあき)っていう宇多田ヒカルの元夫の映画「キャシャーン」にも出てくるんだけど、いちど水に入るというのは新しい生まれ変わりの意味があるんだね。
キューブリックの「地獄の黙示録」のカーツ大佐が水から出てくるシーンは有名だけどそのあとマーチン・シーンも同じように水から出てきてあれもジャングルの奥地の狂気にのまれたというあ……。
あれ?お話がおかしくなっちゃったね。
めんごめんご r(≧ω≦*)スマンスマン
女のひとが水に入って変わっちゃうシーンは、洗礼だ、生まれ変わったんだ、ってかんがえることもできるんだねー。