まだ間に合う!お父さんのための最近のバイラルメディア騒動がわかる簡単なまとめ
※9/4 追記あり
photo by MikeBlogs
いつもご覧いただきありがとうございます。
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ネットの世界は魑魅魍魎が跋扈するアウターゾーン。
嫌われものは、2chまとめ→NAVERまとめ→バイラルメディアに代わりました。
安っぽいコンテンツ&商売っ気丸出しでは、周囲から嫌われて当たり前の気がしますが、費用対効果を崇める新興ネット業界目線では違うらしい。
とはいえ時代の徒花、一時の金儲け、あざといビジネスモデル。
数年後(来年?)には「そんなのあったねーwww」で終わる話だと思いますが、何やらネットの著作権云々を巻き込み始めました。
(話題としては落ち着き始めてますが)そんな中、
「バイラルメディアって何?」
「著作権ってめんどくさいこと言ってんなー」
「よくわかんないけど、またトマト投げてんの?」
と言う方も多いはず。
そこで「まだ間に合う!お父さんのための最近のバイラルメディア騒動がわかる簡単なまとめ」作りました。
バイラルメディアと違う価値溢れる記事に仕上がっております。
是非ご覧ください。
※注意
以下、
▲ :リンク
・ :管理人コメント
関連リンク、そのあと管理人による解説、と言う構成になっております
1.バイラルメディア栄枯盛衰
▲2014年、webに吹きあふれるバイラルメディア旋風を読み解く! 前編 - イケハヤマガジン - BLOGOS(ブロゴス)メルマガ
「バイラルメディア」という言葉をみなさんはご存知でしょうか?
昨年の夏頃でしょうか、海外で突如話題になり始めたメディアの形態で、長文のテキストではなく「動画一本、または画像10~20枚程度を貼り付けるだけ」という記事を中心とするメディアが「バイラルメディア」です。
・ハヤト先生によるバイラルメディア解説
▲家入一真氏の新プロジェクト、動画メディアの「dropout」がテスト公開初月に70万人訪問の反響 - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
・家入氏がバイラルメディア参戦と一部で話題に
↓
さて、昨年末よりテスト的に運営を開始してきたdropoutですが、5月末をもって一旦配信を停止することにしました。
・終了
▲「バイラルメディアはゴミですか?」「はい、ゴミです」CuRAZY伊藤氏談(梅木雄平) - 注目の記事
・ゴミです(にっこり)
えっ、「バイラルメディアがゴミ」って、コンテンツがゴミって意味なんだ。俺はてっきり運営者がゴミ、という意味だと思ってたんだけど。
— 後藤光太郎 (@cotalaw) 2014, 9月 1
▲お笑いメディア「CuRAZY」を運営するLAUGH TECHが1億円を調達 | マイナビニュース
お笑いネタをテーマにしたメディア「CuRAZY」を運営するLAUGH TECHは7月9日、サイバーエージェント・ベンチャーズ / ディー・エヌ・エー / Skyland Venturesを割当先とする第三者割当増資を実施し、総額1億円の資金調達を実施したことを発表した
・こちらは好調
▲「会社は学校じゃねぇんだよ」の松村淳平がどんな一流の仕事をしているのかと思って調べてみたら「2ちゃんねるまとめ」だったでござる | netgeek
・香ばしい
▲http://kokomaka.net/2014/08/28/post-6311
・ほっこり
「今後のバイラルメディアでは『オリジナル記事をどれだけ作れるか』が勝敗のカギになる」。本当そう思う。川上慎市郎さん記事。/「コピペ」はメディアを滅ぼす? 「Tabi-Labo」にみるバイラルメディアの戦略 http://t.co/fQkdKSbDRk
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2014, 8月 13
↓
▲佐々木俊尚氏が編集長の「旅ラボ」で女性蔑視の改変コピペが掲載されアホなFacebook・Twitterユーザーが大量に釣られる - Hagex-day info
・TABI-LABO終わりの始まり
↓
▲TABI_LABOは逸材だったのかもしれない:炎上して経営メンバーリスト「だけ」削除: やまもといちろうBLOG(ブログ)
・右の頬をhagex氏に、左の頬をやまもと氏にボコられるコンボ(↑↓←←+AA)
▲大人はいろいろなことに問題意識を持たないと怒られるぞ : Blog @narumi
@koeda 画像転載はよくないですね!読者からしたらどうでもいい話でしょうけど
— narumi (@narumi) 2014, 8月 26
・せやな管理人解説:
バイラルメディアは海外で流行。
2014年本格的に増加しネットの表舞台に登場。
しかしそのコンテンツの薄さと「感動をシェアしよう!」といった言葉と裏腹の金儲けが見える軽薄なコンテンツによってネットの嫌われものとして認識される皮肉な展開。
家入氏のバイラルメディアDROPOUTが5月に脱落。
しかし膨大なアクセスを叩きだす好調なものも一部存在する。
バイラルのnetgeekは、同族バイラルをネタにアクセスを稼いだが、いろいろゴタゴタ。
バイラルに共通するのは、コンテンツに対する倫理観の低さ。
お手軽な流用が問題視されながらも、無断転載のグレーゾーンを利用。
インターネット上の法整備は、実態に追いついていないのが現状です。
コンテンツのコストもかからず、安い投資で開始出来るために参戦者も増加。
「著作権気にすんな。面白けりゃいい。無断転載なんてみんなやってるw」
黄信号は皆で渡れば青信号だ理論。
しかし一部は踏み外し、ネットヲチャーによって袋に。
そして旅ラボの一件に炎上の匂いを嗅ぎつけたヤツが動き始めた……。
2.炎上の魔術師vs黒ヨッピー(with 本田雅一)
私のクライアントの記事がパクられてまして、完全に当事者です。 RT @IHayato 第三者がどうこう言う話ではないでしょう。何を言ってるの。 TABI-LABOは何を言っているの: やまもといちろうBLOG(ブログ) http://t.co/o9lkMwrS2Q
— やまもといちろう (@kirik) 2014, 8月 29
・鎧袖一触(瞬殺)▲コンテンツを「パクる」のは、なぜいけないの?教えておじいさん!(随時アップデート中) (1/3)(LINKはBLOGOS)
・でも教えても学ばないんでしょう?
↓
▲イケダハヤト氏が全クリエイターに対して宣戦布告を開始 - ヨッピーがブチ切れまくるブログ
・踊り子さんには手を触れないでください
↓
↓
▲イケダハヤト氏からの疑問に答えましたよ - ネットの海の渚にて
・会長マジメ
▲「バイラルメディア運営者」がダメすぎて滅びてほしい | @raf00
▲コンテンツパクるの何が悪いの? の問題提起 2000年代中盤だったらまだ納得されていたかもしれない - 僕と花子のルンルン生活だヨ!
ただな、ネットについて語る場合はその下のバカと普通の人と頭おかしい人のことを考えることの方が圧倒的に重要だぜ。なんせ、真っ当な紳士・淑女がここまで報われない世界なんてネットぐらいしかないからだよ。バカの方が圧倒的に多い、そして、パクったものが勝ち、なんかヤバいと思ったら逃げればいいという無法地帯。まさに外道!
イケダさんの面白いところは、散々バカに絡まれ、罵倒され、ブロック連発、うんこ食ってろ! と吠えまくっているにもかかわらず、2000年代中盤感がハンパなくあるんですよね。「ネットでシェアするっていいことじゃん!」とあの頃の「ブロガーオフ会」なんかでキラキラ目を輝かせていたチェックのダンガリシャツを着てチノパン履いていたオッサンどもが目を輝かせて言っていた感覚も持ち合わせている点が実にユニークなのであります。いわば、ソーシャルウェブ2.0論客とでもいえる新種かもしれません。
▲イケダハヤトにブロックされた記念全文引用して何がおかしいのか1文ずつ徹底的に糾弾する会|きょうもえ|note
・安定感
【流れ弾】
▲イケダハヤトさんの年齢差別がヒドイ - Hagex-day info
管理人解説:
→やまもと氏の旅ラボ記事にイケハヤ氏はお得意の
「著作権侵害は親告罪*1だから第三者がとやかく言うな」
理論で攻撃
→やまもと氏「当事者ですが何か?」に瞬殺。
→めげずに師は、TWITTERとブログで持論を展開。
その引用なり転載がNGかOKは、当事者じゃないと判断できないわけで、関係のない人があーだこーだ騒ぐもんではない、というのがぼくのスタンスです。無断転載を見つけたら、権利者に「教えてあげる」のはいいと思いますけどね。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 8月 29
今の時代、パクり/パクられというサイクルを認めた方が、結局収益化しやすいんです。少なくとも個人・小規模チームの創作活動の場合。大規模なビジネスとなってくると話は違うんでしょうけどね。これは倫理の話ではなく、ビジネスの話です。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 8月 31
師曰く、
「まだ著作権守ってるの?クリエイターってバカなの?死ぬの?」(超訳)
「オレもクリエイタ-だけど全然気にしないよ?老害乙www」(超訳)
「法律で決まってるとかじゃなくオレを論破しろやー!」(超訳)
→黒よっぴー降臨し、イケハヤ師に宣戦布告
めちゃくちゃ腹が立ったから仙台行きの新幹線の中で怒りに任せて書きました/イケダハヤト氏が全クリエイターに対して宣戦布告を開始 - ヨッピーがブチ切れまくるブログ http://t.co/xxje7T9ExD
— ヨッピー (@yoppymodel) 2014, 9月 1
→中川氏、鼻ほじりつつ「2000年代の価値観かw?!」とツッコミ(藁)
→イケハヤ師の煽りが他へと波及
→イケハヤ師「ヨッピーさんは非親告罪派ですね?(ニッコリ」
@Shinichi_dingo えーーーーーーー!!!!!!法律論ではなく、って前提つけてたのにー!?!?!?なんだそりゃー!!!!!!!!
— ヨッピー (@yoppymodel) 2014, 9月 1
↑イマココ!
管理人主観:
バイラルの話からネットコンテンツの著作権の話にスライド。
そしてお馴染み煽りを繰り広げ、一般ブロガーが参戦。
ツイッターで意見が寄せられるもすべて上から目線で
「いやー、ボクの理論を打ち崩せるほどのものはないですねーw」
とのたまう。
イケハヤ師は何を言おうが聞く耳なんて持つわけもない。
そもそも
「説明してください」
「法律で決まってるからなんては認めません」
じゃなく、わからないならまず自分で考えるべきだろ?(ggrks)
「ボクのかんがえた最強の転載オッケー理論」
それって師の脳内モラトリアム。
理屈で追い込んだって
「あくまでボクの理論ですから」
「問題提起ですよ」
と言われたらどーしよーもないんですよ、みなさん。
なぜスルーしないのかしら。
作品への愛情があるからこそ(たくさんの人の目に触れてほしい)、大量のコピーを望むということもあるはずですからね。そのコピーの善悪を第三者が判断できるのか?できるとしたら、いかなる根拠で、具体的にはどのような法制度(基準化)があり得るのか?というあたりが関心です。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 9月 2
著作者人格権とか知らないんだろうなぁ......。
今回の流れで「パクリを共有させられる一般人」の視点が一切ないのも気になる。
著作権侵害は確かに当人同士の問題。
バイラルの「業界目線」には、片棒担がされる一般人の嫌悪感が一切考えられてない。
劣化コピー、低品位なコンテンツをバラまく方々。
商標権ならニセモノの時計買ったヤツすら罰せられるんですが。
パクリ画像、2chまとめ、共有したくない、見たくない人間も大勢いる。
バイラル業界人は
「低リテラシーのバカが、バラまいてくれるwww」
とでも思ってるのかもですけど。
かくの如く無駄な
「ボクのかんがえた最強の転載オッケー理論」
とそれに食ってかかる真面目な人たちによる残念な輪舞。
それが今回の概要なのでした。
たまに思うんだけど穴だらけの理論わざとドヤァって出してその穴に指つっこみながら「はい論破」って言いたい人ばっかあつめて、その穴から出た指の数数えて商売にしてる人がいるんじゃないのかなって。今回のブラック云々の記事ってまさにそれなんじゃないかって。炎上商法の釣り記事じゃないかって…
— 幸宮チノ (@chino_y) 2014, 9月 1
御意。
3.関連付記
「一切の複製を禁じます」という著作権契約は有効か?:「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」について | 栗原潔のIT弁理士日記
言うまでもなく、著作権法30条には私的使用目的であれば(いろいろ条件付で)著作物を(著作権者の許諾なしに)複製できると規定されています。この30条が任意規定であるという立場に立てば、契約によるオーバーライドが可能であり「一切の複製を禁じる」という条項に同意した利用者は私的使用目的も含めて複製ができないことになります。一方、30条が強行規定であるという立場に立てば、この契約条項はそもそも無効になりますので、利用者は著作権法の規定に従うことを前提で自由に私的使用目的複製を行なうことができます。
著作権法上の権利制限規定は任意規定である(ゆえに契約でオーバーライド可)というのが通説かと思っていましたが、経産省の最新の見解では両論併記という形になっています。
ということで、タイトルの質問への答は「グレーゾーンである」ということになるでしょう。「なんだ結局はっきりしないのか」と思われるかもしれませんが、絶対NGでも絶対OKでもなくグレーと考えられているという情報そのものは有用だと思います。
「一切の複製を禁じます」という著作権契約は有効か?:「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」について
▲クリエイティブ・コモンズの説明マンガ | atelierdolly
・クリエイティブコモンズについて
▲tsudamblr • フェアユースについて考えてみる。人のもので商売したり、人の商売を邪魔しなければいいだけのことじゃないの...
フェアユースについて考えてみる。人のもので商売したり、人の商売を邪魔しなければいいだけのことじゃないのかと安易だな、やっぱり。
著作権とか文学的すぎ。複製権(コピーライト)で語ってくれた方がわかりやすい。勝手に同じもの作るなってことで。労力を費やして作ったものが、制作者に何も報酬もなくて、利害関係とか友好関係のまったくない人が無料で楽しんだら不公平。対価以上に暴利をむさぼるのもこれまた不公平。暴利ともいえるかもしれない利益を得て巨大になったものが今瀕死の状態になってて、残ったパイ取りに必死になってる。いいも悪いも死活問題だからあたりまえ。何にしろそこで生計を立ててる人が引退したら状況や制度なんてすぐに変わる。それじゃ遅すぎる!と津田君の声が聞こえた。
とりま日本の文化圏は、フェアユースではない。
イケハヤ師が
「日本の法制度は遅れてますよw だからダメなんです」
「時代に合ってないんですよ、こんなじゃクリエイターは生き残れません!」
と言うなら、ネットで無駄に煽って小銭稼ぐより立候補でもしたらどうでしょうね?
仲良し家入氏のインターネッ党からビール片手に。
候補者足りなかったらしいですから。
僕が「なぜその事業をあなたがやる必要があるのか」と起業家に聞くのは、そこに物語や必然性がない限り、他の誰かが同じことをやってもいいから。単に「儲かりそうだから」なんて薄っぺらい理由で始めるものはすぐにばれる。逆に、僕はこれ以外の質問はしない。事業にではなく人に、物語に、投資する。
— 家入一真 (@hbkr) 2013, 12月 28
インターネッ党から目が離せない。
※追記
うーん、なんとも偏ったまとめですこと…。 まだ間に合う!お父さんのための最近のバイラルメディア騒動がわかる簡単なまとめ - あざなえるなわのごとし http://t.co/XiGGBDcQ2b
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 9月 4
こういう「気に入らないから俺たち主観的に叩く!」みたいな風潮がろくでもないと思うから、法律とか制度の話をしないとダメだと思うわけですよ…。2chまとめシェアしている同じアカウントで、バイラルメディアはパクリだ!と叩いているとか象徴的。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 9月 4
「イケダはインターネッ党に立候補でもすればいい」という意見があったけれど、それはむしろ逆で、本当にバイラルメディアのパクリとかを何とかしたいのなら、ネット自警団を組んで叩くのではなく、真面目に法律を変えにいかないと変化しないと思いますよ。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 9月 4
むしろ、ぼくは法律は現状維持でいいんじゃないか、と考えている側に位置するんじゃないかな…。現行の著作権法が親告罪であることは理にかなっていると思うし。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 9月 4
↓
Σ(・艸・*)エェ!!
だってあなた、
さて、コンテンツのパクリって、何でいけないんですか?これ、真面目に答えられる人、どのくらいいるんでしょう?「盗むのはいけないことだからいけない」「法律違反だからいけない」みたいな幼稚な意見はダメですよ。
って書いてたから法律の話しないってのに.....。
法律なんてのは、なんら絶対的ではないルールないのに。法律の方が間違っている、遅れていることだって、歴史を見ればごくごく普通にあります。順番としては、法律を大切にするより、まず己の倫理観を大切にすべきだとぼくは思いますね。匿名アカウントで粘着するのは、善いのか悪いのか、と。
— イケダハヤト (@IHayato) 2014, 6月 18
アウトサイダー宣言は何だったんでしょう。
かくの如くマジメに相手をするのは損、と言うことです。
*1:被害者(権利者)の告訴によってのみ訴訟が起こせる