林檎ポエム もしAPPLEWATCHを手にしたら
※もしもポエムなマカーがAppleWatchを手にしたら?
※未来の地雷、人柱乙と言われる方への鎮魂歌(自分も含め)
※痛め
今でもはっきりと思い出せる。
トランスルーセントのiMacは無骨なPCの中で圧倒的に際立っていた。
あえて中身を見せるデザイン、無駄を排したそのシルエット。
衝撃的だった。
まるで舞踏会の中で運命の相手と巡り合ったような、そんな瞬間。
私は、Appleと恋に落ちた。
我々は自らのビジョンに賭けているんだ。そうする方が横並びの製品をつくるよりいいと思っている。そういうものは他社に任せるよ。我々にとっていつも大事なのは次の夢なんだ。
初めての出会いから随分経った。
ジョブズは死んだ。
APPLEは次の世代が引き継いだ。
ジョブズの魂と夢は彼らの中で生き続け、このAppleWatchに結実した。
サー・ジョナサン・アイヴのデザインは近年、角の尖ったスチールで象徴されていた。
冷たく、クールでニヒルな印象。
ミニマル、シンプル。
それらの言葉に象徴されるような無駄のないデザイン。
歴代のAPPLE製品はすべてそうだった。
そしてiPhone6とApple Watchで新しい方向性が示された。
それは丸みを帯びたシルエット。
ニヒルだった印象はポップになり、クールさは保ったまま一気に身近になり優しくなった。
iPhone5cに採用され、その片鱗を見せていたデザイン。
アダムとイブのように切っても切り離せないハード&ソフト。
フラットデザインのアイコンとの相性をも考えられた、アップル・プロダクツとしての総合芸術とも呼ぶべき至高の形状。
APPLEだからこそ作りえた崇高なオブジェ。
待ちに待ったAppleWatchが届いた。
待つ間、年甲斐もなく落ちつきを無くしたことは内緒にしておこう(苦笑)
心臓が普段よりも明らかに早く脈打つ。
箱を開け、目にした瞬間、衝撃が走った。
それは初めてiMacを見て恋に落ちたあの瞬間を思い出させるほど。
丸みを帯びたベゼルはなだらかになまめかしく、サファイアガラスの画面は穢れがなく清んでいる。
小さく覗く竜頭のようなデジタル・クラウンは、アクセントとして機能している。
美しさとバランスに鳥肌が立った。
これは手にしたものにしか理解できない。
付け替え可能なベルト部はドレスやTシャツを着替える感覚で替えることも出来る。
革ベルトを選んだのだが、ほんのり上質な、革の独特の匂いすらする。
早速、革のベルトを腕に巻いてみる。
すっ、とまるで長年そこに巻いていたかのように吸いついた。
もう離せない。
ウチにはパネライのルミノールマリーナやウブロもあるが、彼らの出番はなさそうだ。
予想よりも軽いAppleWatchは、そこに何もないかのように巻いていて違和感がない。
発表されたとき、APPLE信者と呼ぶ彼らは
「信者用のお布施アイテム」
そんな風に揶揄していた。
あいつらは何もわかっちゃあいない。
こんなドキドキを味わうこともない。
こんなにときめくことの出来るプロダクトが他にあるだろうか?
こんなに虜にさせてくれるガジェットが他にあるだろうか?
恋に落ちるようなデザインのウェアラブルデバイスが他にあるだろうか?
AppleWatch、それは新しい世界への身近な入り口。
AppleWatch、それは時を刻むだけではない。
心を捕まえて離さない。
ただの時計を超えた芸術とも呼ぶべき姿。
魔法の時間を刻む唯一の時計。
これがない日々なんて、もはや考えられない。
私は、やはりAppleに恋をし続けている。
ジョブズがいなくなっても、私は好きでいつづける。
これからも、きっとそうだろう。
Appleの伝説のCM『クレイジーな人達がいる』 - YouTube
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