あなたがこの世で一番美しいと思う曲は、何ですか?
こーいうの好きなので。
最近は、アイドルとかしか語りませんが、もともと洋楽クラスタ。
美しい、が何をもって美しいとするかはひとによって違うと思うのだけれども。
ここでは聴いていて心にグッとくる感覚的な「美しさ」で選んでみる。
個人的な思い入れなので誰にとっても「美しい」とは限りませんが。
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Creep/Radiohead
確かにRADIOHEADの「Motion Picture Soundtrack」は美しいですが。
個人的には、SummerSonicのアリーナで観たCreepほど感動したものは無い。
Radiohead-Creep(live at Summer Sonic 2003)訳詩 ...
ジョニグリのブラッシングノイズからShe'sRunningOutまでの強烈に浴びせられる光の中、曲は大きく盛り上がりを見せ、トム・ヨークの叫ぶようなボーカルが千葉マリンに響き渡る。
曲終りで、花火を見上げながら近くの人は泣いてたし、他にも「死んでもいい」だの「最高」だの言ってましたっけ。
素晴らしかった。
良い思い出。
She Came Home For Christmas/Mew
Mew - She Came Home For Christmas - YouTube
MEWのボーカル ヨーナスの声が美しいのは有名なところ。
ライブでも圧倒的ですが、透明感があって冷たく、そして切ない楽曲の数々。
中でも「She Came Home For Christmas」は繊細で美しい。
MEWもサマソニで泣きそうになった。
Bright Than Sunshine/Aqualung
アクアラングことマット・ヘイルズ。
ライヴDVDも直販で買ったくらいハマってた。
来日したときは兄弟で来てまして、ステージの上にはライトの代わりにろうそくが立っててピアノが鎮座。
ピアノの弾き語りはどれも素晴らしい。
なんかフェードアウトして行ったけど。
どれも名曲だし、かなりおススメですがあまり知られてないのが悲しい。
Across The Univers/Fiona Apple
元記事にもあるフィオナ・アップルから一曲。
フィオナ・アップルは、デビューの「Criminal」のPVでハマってヘヴィロテしてた。
中でもビートルズカバーの「Across The Universe」は色んな人が歌ってますがフィオナ・アップルバージョンはかなりの完成度。
こっちの方が好きなんですよね。
個人的に。
このアルバムは聴いたなー。
GloryBox/Portishead
陰鬱としたブリストルサウンド(トリップホップ)の中でもポーティスヘッドは気だるげ。
太陽の明るさを感じない闇の美しさというか。
ベス・ギボンズのアンニュイなボーカルとテルミンや打ち込みを多用したサウンド。
雨で暗い日とか、夜に独り飲みながら聴くといい感じ。
Hal/Yasmine Hamdan
ジム・ジャームッシュ「オンリー・ラバーズ・レフト・アライブ」に採用されたヤスミン・ハムダン。
音楽業界で生きる吸血鬼を描いた映画。
中でもこのヤスミンの曲がとても印象的
「本物」のボーカリスト。
もともとバンドだったそうですが、今はソロで活動してるらしい。
Yellow/Coldplay
Coldplay - Yellow - YouTube
確か今は無きMusicOn!TVで放送してたOFS(OUR FAVOURITE SHOP)でこのPVを観たのが初めてじゃなかったかな。
今やすっかりビッグバンドになったコールドプレイの1st。
定番ですが、やっぱり何度聞いても良い曲は良い。
ヘビロテで聞きまくったしライブも行ったし。
確か2003年のフジではCOLDPLAY→プライマル→ビョークだったんですよね。
すごい流れだな...。
Only Shallow/My Bloody Valentine
マイブラなら何だっていいんですが。
本来排他すべきフィードバックノイズで埋め尽くされたマイブラの曲は、そのノイズの中に計算された美メロとベリンダのボーカルがあるからこそ一層映えるし美しさが際立つ。
ラヴレスで使われた情報密度の高さが他に類を見ない奇跡的に絶妙なバランスで出来てる、ってのはMBVを聴けばよくわかる。
ここでキスして/椎名林檎
邦楽だとなんだろー?と考えたんですが……椎名林檎かなぁ、と。
このPVを最初観たときのハマり方ってなかったですし、ライブ行って生で、このハスキーな声が全身に浴びせられた日には鳥肌立ちまくったもんでして。
冒頭のブレス、このグッとくる感じとか、そこからのアカペラパート完成度高すぎて、脱帽。
ベタですが、どハマりしたし未だにグッとくる。
クリーントーンでなきゃあ美しくないってことは無いと思うんですよね。
リンダリンダ/THE BLUE HEARTS
「ドブネズミみたいに美しくなりたい」と歌う、その「美しさ」の価値観が青少年のパラダイムを揺さぶる。
一見みすぼらしく汚らしいドブネズミが、しかし生きることに真っすぐな姿に、惨めな自分を投影して、だからこそそこに外見上だけではない存在としての「美しさ」を見出す。
美しさってなんだ?と。
「愛じゃなくても恋じゃなくてもキミを離しはしない~」のライブバージョンの方にグッときます。
……という感じで、個人的思い入れ補正が大きいですが。
邦楽はかなりベタ。
「美しい」ってのより格好いいで聴いてるからあんまり数がない。
こうやってみるとアクアラングはもっと評価されていいよねーと。
楽曲クオリティ超高いのに、知名度が低い。
実にもったいない。