ユニクロの新しいヒートテック「極暖」はゴミ、裏地が大量の毛玉となって散乱 - 俺のメモ
ごとうさんところのこの記事。
読んで「なるほど」と思ったが、よく読むと「女性が下着(キャミソール)の上に」「重ね着して」など条件がいろいろある。
はたして全て(主語大)の「極暖」がゴミなんだろうか?。
【広告】
”ゴミ”の基準
たとえばニットやセーターを着、リュックを背負い歩く。
一日歩けば肩や背中がこすれる。
その箇所は毛玉が出来るかも知れない。
でもそれって「なんだよこれ!?」にはならない。
リュックのストラップを絞ってればこすれることは無かったかもしれない。
毛玉は出来なかったかも知れない。
セーターの上にブルゾンを羽織ってれば毛玉は出来なかったかもしれない。
ここが微妙。
材料によっては弱いものもある。
たとえばサテンやシルクは破れやすい。
購入し、日常的に使って
「なんだこれ、普通に使って破れるとかどーなってんだ?!」
と考えるのはどうだろうか?、と。
その薄くさらさらした感触や光沢感のある記事に魅力がある生地。
しかし反面破れやすいし傷も付きやすい。
見た目>>>>強度
セーターも
保温力>>>>>ほつれる、毛玉になりやすい、静電気が起きる、ほこりがでやすい
など日常使う上で難しい面もあるが、保温力が高く衣料品に使用する。
メーカーは「日常の使用」「ユーザーにとっての普通」をどこまで想定し、強度を保証するべきか?
海外だとその辺、雑な品も多いが(H&〇とか)。
実証試験
などなど推測で書いていても仕方ないので購入。
クルーネック、ロングスリーブ。
サイズはSサイズ。
ストレッチ効いてるので着用感はピタピタ。
ヒートテック:ポリエステル35%,レーヨン33%,アクリル27%,ポリウレタン5%
極暖 :アクリル55%,レーヨン23%,ポリエステル18%,ポリウレタン4%*1
ちなみにフリースはポリエステル100%。
アクリルが多い極暖はフリースより↓こっちに近い(※モデルは管理人ではありません)。
東レの開発したエアウォーム素材の腹巻。
エアウォーム:アクリル60%、レーヨン36%、ポリウレタン4%。
極暖 :アクリル55%,レーヨン23%,ポリエステル18%,ポリウレタン4%
極暖とエアウォームの差を見ると、極暖にはポリエステルが加わってる。
ポリエステルは、摩耗に強いが毛玉が出来やすい。
エアウォームの毛玉になりづらいウリを損ねてる感じがしなくもない(未検証)。
ただエアウォームは、洗濯時に手洗いもしくはドライ推奨らしい。
そこでユニクロ的に「洗濯機・ネット使用」にしたかったのでポリエステル含にしたために……結果、毛玉ができやs(推測)。
指で伸ばしてみるとストレッチは結構強い。
着る前から、いかにも毛羽が立ちそうな裏地(色が違って見えますが同じものです)。
検証 11/6(着用)
さっそく着てみると確かに暖かい。
この季節に一枚でオッケー!なわけがないが、防寒インナーとしてはヒートテックより優秀かも知らん。
それなりに分厚い。
朝から衿シャツの下に下着として14時間ほど着用。
カバンはリュックを使用(仕事用に楽なので)。
結果は以下画像。
特に変化は無し。
下画像はわき近くですが、こすれる様子無し。
体に密着した内側よりも、こすれるのは外側だろう。
検証二日目 11/8(洗濯→)
洗濯→乾燥。
網に入れて(内側を外向けに網へ、洗濯機の設定は通常)洗ってみた。
洗い終わって確認すると、内側が毛羽立っているためにホコリを絡んだままになっていた。
この時期なので乾燥肌だと剥がれた皮膚が粉のようになってそれが入り込んでる。
網に入れて洗うだけだと取れづらい(ちょっと巻き込まれたホコリが目立った)。
なので網から出し→お湯、揉みこんで手洗い。
その際にも毛玉など無いか見ながら。
乾燥方法は、一般に多そうなハンガー吊るし。
結果は下画像。
毛玉より襟元のヨレが気になった。
ハンガーにかけると、水を含んで重いため襟元に荷重がかかって伸びやすい。
乾燥方法はパーカーのようにバンザイ干し(胴体部を物干しにかけるようにして干すとさかさま向けにバンザイしているように見える)や、室内用の折りたたみ物干しに広げるようにして負担を与えず干すのが良いかもしれない。
毛玉らしいものは洗濯でも発生せず。
手洗いのときも見ましたが、特に無し。
伸ばしてみたが薄くなっても無い。
まとめ
今回の結果から。
・男性が下着として着用した場合、一度で毛玉が出来ることは無い
・一度洗濯を行っても毛玉は出来なかった
・ゴミを巻き込みやすいので網に入れて洗濯機で洗うだけだと汚れは落ち切らないかもしれない
・乾きづらく、ハンガーで干すと衿が伸びる(バンザイ干し推奨)
なので厳密には、
・女性が下着を着用した場合は毛玉が出来る可能性がある
・サイズを緩めにすると下着とこすれるので毛玉が出来る可能性がある
と言った感じかもしれない。
あくまでも下部に関しては推測ですし、あくまでウチでのデータソースは一件。
同じ条件で試したかったが、ブラをするわけにもいかず、ましてやキャミ……。
このまま使って毛玉だらけにどの程度でなるのか経過観察。
(もう一着購入)
今、「ヒートテック極暖」買ってきてインナーの速乾性実験してるけど、同社の乾きにくい「綿100%」よりもさらに乾きにくいという驚愕のデーターが30分過ぎても出続けている。 pic.twitter.com/fNREkaucRe
— FJT (@FJT_TKS) 2014, 11月 6
1,600円程度のシャツの品質(耐久性)をどこまで保つかは難しいところ。
以前買った+Jの黒シャツを洗うたびに細かい繊維が外れ、網に入れてたら網の中が毛だらけになったこともありましたが。
それでもまぁ、そんなもんかと。
もし「チョモランマ」「ひだまり」なら一、二度着てダメになるなら怒りもする。
冬場に極寒の海で漁師が着てるらしい。
でも一万円近くするので。
試してみたいんだけど、ネタで買うには高い……。
*1:数値はユニクロ公式HPによる