映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
メリル・ストリープが女性として西洋で史上初めて一国のトップに立った元イギリス首相、マーガレット・サッチャーを演じた伝記ドラマ。“鉄の女”と称され、数々の革新的な政策を導入した政治家としての顔と、妻や母としての隠された素顔を描き出す
実在の英国元首相サッチャーを描いた作品。
サッチャーは晩年、痴呆症に悩まされたそうで映画でも夫の幻覚に悩まされる晩年を中心に過去を振り返るという構成になってる。
晩年(現在)が私人、懐古(過去)が公人の切り分け。
夫をIRAのテロで失い、フォークランド紛争などさまざまな苦難を乗り越え退任に至るサッチャー。
演じてるのはメリル・ストリープなんだけども、アカデミー主演女優賞とるのが当然の名演技、というかサッチャーが乗り移ってる。
役者を役者と感じさせない演技と特殊メイクはすごい。
面白かった。
にしても日本の政治家は映画にならないですねー。
もしなっても痴呆症になってた、なんて部分を描いたりしないでしょうし。
日本の総理は在任期間が短いってのもあるけど(コロコロ変わりすぎで)日本の政治家のイメージと、指導者といった感じが薄いからかもしれない。
アメリカは政治の映画も多いですけど。
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編 - YouTube