全巻揃えたことのある好きなマンガ7選(サブカル選者編)
池田氏と、ジョジョ以外全然被ってなくてそれはそれで驚くんですが。
多分、キャンパスライフ系を読まないからではないかと思われ。
そこそこ巻数があって集めたマンガ、という括りだとかなりの数になるので好きなタイトルだけを、池田氏が7冊なんで揃えてこちらも7冊を挙げてみましょうか、と言う記事。
当然ジョジョは除外しますが(スラダンとかのジャンプ系も除外)。
同じでは面白くないのでこちらはサブカル色濃いめ。
できれば、少しマイナーな名作を(今思い出せる範囲で)。
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1.アフターゼロ(全18巻)/岡崎二郎
「アフター0」は、いわゆる星新一のショートショートや藤子・F・不二雄の短編集みたいなモノを想像すればいい。
どれも良質な短編でジャンルもSFからミステリまで、とても幅広い。
安定したクオリティの高さが、小品ながらもとてもいい。
個人的には連作「大いなる眠り子(殺された刑事が自分の子供に憑依する話)」が好き。
岡崎二郎作品はハズレがないので、是非是非読んで欲しい。
2.包丁人味平(全12巻*1)/牛次郎、ビッグ錠
おぉ!包丁人味平の電子書籍が出てる!!!(書いてて気づいた)。
マイナビから出てるんすね……権利買ったのかしら。
トンデモ料理バトルマンガと言うジャンルで「ミスター味っ子」よりも前。
幼心にカレー将軍 鼻田香作を見て、ドラッグの怖さを知る教育本としての一面も。
ブラックカレーは、じっくりコトコト、ルーに危険ドラッ(ry
【告】12月20日より3日間連続で牛次郎・ビッグ錠不朽の名作「包丁人味平」(「ビッグ錠全集」マイナビ刊)を部分連載します。料理漫画史上最悪の脱法カレー将軍・鼻田香作の勇姿も拝めます! http://t.co/hXqOjrvylw pic.twitter.com/I8ukrtX1jV
— 竹熊健太郎《編集家》 (@kentaro666) 2014, 12月 2
電脳マヴォでそんな「カレー対決編」が読めるらしい。
ちなみに勘違いする人も多いんですが、おにぎり師は味平ではなく続編の「一本包丁満太郎」に登場します。
まー正直世界忍者たちはビッグ錠先生の一本包丁満太郎に出てくるおにぎり師たちに通づる物があるw pic.twitter.com/rYHdRuK4K8
— さすらいギャラクシー (@sasurai_galaxy) 2014, 12月 7
3.シグルイ(全15巻)/山口貴由・南條範夫
山口貴由作品は「悟空道」も「覚悟のススメ」もいいんですが、このシグルイの最初から最後まで徹底して肉体のマッチョイズムと美しさを描こうと戦ったのが素晴らしい。
ただひたすら剣と肉体と情念を描いた一作。
この絵柄とエグさが人を選びますが、個人的には好き。
4.ザ・ワールド・イズ・マイン(全14巻)/新井英樹
「ザ・ワールド・イズ・マイン」がヤンサンで連載していた際、編集長交代により打ち切りが決まったのがこの「ザ・ワールド・イズ・マイン」と山田芳裕「度胸星」だったのは有名な話。
結局「度胸星」は完結することなく山田芳裕氏も書く気はないらしいし、新井英樹はどたどたと広げた風呂敷を一気に畳みこみ、なんとか完結させ、その後「真説 ザ・ワールド・イズ・マイン」として完全版を出した。
今、日本でテロが遠い世界の話だと思ってる人にこそ読ませたい。
これも人を選ぶ。
5.緑山高校(全20巻)/桑沢篤夫
スポーツ(野球)マンガ史上一番エゴイストで不純な作品。
仲が悪いわ、単に目立ちたいモテたいと言う動機で戦う素晴らしさ。
人間はこんなもんでしょうw
アニメ版も好きなんすよねー。
6.青~オールー~(全5巻)/羽生生 純
「隠れた名作と言えば?」と聞かれると、これを挙げる。
この完成度にも拘らず、でもよくブログで見かける「面白いマンガ100」だのに入ることはまずない。
「オルタナトス」というマンガをヒットさせた差能が住む沖縄へ向かう編集者 安対。
突然拳銃を手に入れたいと言い出した差能に巻き込まれ二人でヤクザの組事務所を訪れることになる。
そこから二転三転するピカレスクロマン。
勿体ない。
*1:ジャンプ・コミックス デラックス版