「ふつうに面白い」映画13
今週のお題「ふつうに良かった映画」
お題なんて観てなかった(失念
「ふつう」って難しいですが、マニアックでなく、大傑作でもないけど小粒な佳作みたいな感じですか。
泣いたり感動はしないくらいのコメディ、エンタメ中心で以下。
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1.オデッサ・ファイル/1974
原作は「ジャッカルの日」でも有名なフレデリック・フォーサイス。
ナチス残党の謀略を暴こうとするルポライターの戦い。
この時代のエスピオナージ物とかサスペンスアクションって好きなんですよ。
主演ジョン・ボイド(アンジェリーナ・ジョリーの父)。
若いなー。
2.ヴァニシングポイント/1971
アメリカンニューシネマ数ありますが、中でも好きなのはこれ。
最初こそキチンと目的あるのに、もう途中から走り続けることが目標になって、しまいに燃え尽きるって言う。
虚無感と憤りがアメリカンニューシネマの特色。
3.ハートブルー/1991
監督は、名作の多いキャスリン・ビグロー。
強盗団に潜入した捜査官(キアヌ)が、ミイラ取りがミイラになってサーフィンにズブズブにハマるっていうよくわからないけどヒャッハーなおバカ映画。
「ビッグウェーブが来るからあいつは来る筈だ」
→やっぱり来る、ってお前らどんだけサーフィン好きだよw
4.潮風のいたずら/1987
いやー、この頃のゴールディ・ホーンっていいっすわー(整形崩れちゃって……)。
金持ちのいけすかないお嬢様が記憶喪失になって、いじわるされた大工が復讐に自分の家に連れて帰って妻ってことにして家事をやらせーの、子どもらの面倒を見させたり。
この吉本新喜劇みたいな設定のベタベタなロマンティックコメディって最近観ないかも。
ゴールディ・ホーンは「ワイルドキャッツ」「プライベート・ベンジャミン」も面白い。
5.天国から来たチャンピオン/1978
主演・監督は、アメリカの石田純一こと遊び人ウォーレン・ベイティ。
アメフトのクォーターバックが交通事故で急死。
どうやらまだ寿命が50年近くあったのに、手違いで天使が死亡させたらしい。
そこで代わりに死期を迎えた金持ちの老人の身体を用意し、次の身体が見つかるまでしばらくの間借りることに。見た目は老人、中身は若いアメフト選手。
そのとき恋に落ちて……と言う切ない系ロマンティックコメディ。
6.ロック・ストック・アンド・トゥー・スモーキング・バレルズ/1998
マドンナの元旦那ガイ・リッチーの監督デビュー作。
なかなか入り組んだクライムドラマのプロットを褪せた画面作りとブリットポップな音楽で見せる。
このあと「スナッチ」「リボルバー」「ロックンローラ」と似たテイストの作品を撮るわけですが、このロックストック~が一番よく出来てるのは気のせいか?
7.父親三部作「推手」「ウェディングバンケット」「恋人たちの食卓」
うおー、なに?これ?!
アン・リー初期作3本がブルーレイになってる?!
ポチっ!!
……失礼しました。
台湾出身のアン・リーは今やハリウッドで「グリーンディスティニー」「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ」など撮り評価を受けてますが、初期にはのちに”父親三部作”と呼ばれる小品なドラマ映画を撮ってた。
「ウェディング・バンケット」は単館系としてかなり評判になりましたが(観に行った)。
中国語しか話せない父親が息子の妻であるアメリカ人との嫁舅問題を描いた「推手」は地味だけど好きだし、ゲイカップルの偽装結婚を描いた「ウェディング・バンケット」も外せない。現代の家族を描いた「恋人たちの食卓」も小説買うくらい好きでして。
アン・リーは「アイス・ストーム」以前の作品にハズレはないので(あれで初めてコケた)オススメ。
どれも料理がうまそう。
8.欲望の翼/1990
プレノンアッシュ配給の映画はよく観てたなー(倒産しましたが)。
名作を~というなら「恋する惑星」を挙げるんですが。
監督ウォン・カーウァイ、撮影クリストファー・ドイルで脂が乗ってる頃の作品。
一方的な思いばかりが空回りする群像劇、何かありそうで何にもない感じは実にウォン・カーウァイ的。
9.パリ、テキサス/1984
ヴィム・ヴェンダース作品の中でも面白いのはコレじゃなかろうか(主観)。
「ベルリン・天使の詩」観たら寝た記憶が……。
主演ハリー・ディーン・スタントンってだけでも推せる。
「パリ、テキサス」Paris,Texas(1984西独・仏) - YouTube
11.タイムトラベラー きのうから来た恋人/1999
アリシア・シルバーストーンがまだ可愛かったころの映画。
核戦争が来たと勘違いした発明家の父(クリストファーウォーケン)は核シェルターに家族を連れ生活することに。
その後、シェルターの中でムキムキ&ピュアに育ったアメリカの照英ことブレンダン・フレイザーが地上へ行くと核戦争後の……わけもなくそこには現代のLA。
そこでアリシア・シルバーストーンと恋に落ちて、という文化格差ロマンティックコメディ。
もっと細くてなよなよしたキャストならハマったのになぜブレンダン・フレイザーwww
まさに「ふつうに面白い」