gin-kei.hatenablog.com
言及、と言うか読んでたら思い出した。
なので以下はあまり関係ないですが。
たまたまなんだけれども、夕べ某女性とメールをしている中で
あ「家計簿って付けてる?」
女「ん?お小遣い帳なら」
と言う話になった。
根っからお嬢さまなので、そういう感覚かもなーと思いつつ、いろいろ聞いてみるとどうやら「小遣い帳を付ける」ために小遣い帳を付けている状況になっているらしい。
お金を付けること自体が目的。
それは建設的じゃない。
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最低限の推移
まず最低限のやり方としては、給料前後の金の動きは記録する必要がある。
幾ら飽き症でもそのくらいなら出来ると思う。
口座がひとつなら振り込まれる直前の金額+手持ち。
これを毎月つけることで
・ひと月に幾ら使うか?
・ひと月にどれだけ残るか?(増えるか?)
は最低でもわかる。
たとえば給料310,000円として、
めちゃくちゃ最低限だけれど、これでも何も付けてないより余程いい。
複式でなくて単式で充分。
青色申告なら複式でどうぞ。
これを振り返ることでひと月ごとの増加率がわかる。
増えてないならなにかしなきゃあと考える。
この書くこと、記録することが大事なのではなくて「金額から増減を書きだす」ことが大事。
見えるのは金額だけ。増減は見えない。
家計簿の意義
簿記の意義は「会社の経済活動を書き出し、社外に提示すること」だけれど、家計簿の意義は記録し書きだすことで無駄を探し、増減を確認することに意義がある。
だから記録すること自体に意義はない。
記録した数字から「増減の数字を出すこと」が本命。
我が家計簿は我流
独身生活とは言え、お金の流れを知るのは大事。
しかし家計簿は続かない。
家計簿アプリを何度も使ってるが、途中で飽きる、やめる、忘れる。
だいたい続かない。
細かい家計簿は続かないので、以下の記録だけはしてる。
1.まずスプレッドシートに、左から各口座の金額、手持ち現金を付けて合計(=SUM)を出す。
これが「すぐに動かせるお金」
2.次にファンド、証券口座などの額を足す。
これが「売れば動かせる額」
3.あとはポイントや金券、貸付金などの「現金以外、貸してる金」などを足す。
これで「金にカウントできる全ての資産」が出来上がる。
以上。
B/Lなら右左のチャンポンだが、作ってるわけじゃないのでこれで十分。
毎月最低でも一行。
このそれぞれの増減を見ていろいろわかる。
まず「すぐに動かせるお金」
これは給料の振込も影響するので直接的な「一カ月に使った分、増えた分」がよくわかる。
次に「売れば動かせる額」
これで投資による増減がさらに上乗せになる。
そして「金にカウントできる全ての資産」
最近はブログをやってるので、その辺の増減がここへ来るし、これは余剰分なので増減を気にしても仕方がない。
・すぐに動かせるお金 > 売れば動かせる額 > 金にカウントできる全ての資産
の順で動きを掴むべきプライオリティが重い。
同じ資産でもその重さはそれぞれに異なる。
現金は生活に直接影響するし、ファンドや株式は増減が必須なのでいざって時以外はそれほど気にせず、現金以外はあくまで余剰金扱いの感覚で。
ちなみに「投資の増減は重要じゃね?」と言うのはわかるけれど、動きの速い株式投資は証券口座単体で管理すればいい。
ファンドなどの動きの鈍いロングスパンのファンドはこれで足りる。
最低限であれ、長く付ければ意味が出る。
細かい家計簿を短期間付けるよりもシンプルなモノを長く付けることに意味がある。
長く付ければ数カ月の増減、半年の増減、一年の増減がわかる。
もし問題がありそうならそのときは細かく付ければいい。
今度は問題を洗いだすための家計簿になるから減った要因、増えた要因はすべて記録する。
ひと月だけお金の出入りを管理することで原因も絞れる、対策も打てる。
独身だと使いたいだけ使えてしまうので、全体を掴む必要がある。