いいですね! ぼくの借金85万円を父が全額返済してくれた話 - ミヤモ the Media http://t.co/Ml3Qjhl3v6
— イケダハヤト (@IHayato) 2015, 4月 15
まぁ、べつに他人の家の事情なんて知ったこっちゃあございませんし、父親がなにを考えて借金を返したかなんて知りませんが。
とりま、ぱやったーが「いいですね!」って言ってる辺り、とても香ばしい。
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で、親子関係が感動だかなんだかしりませんけど、ともかく引っ掛かるのが
っで、当時それなりの貯金してたんですけど、あの仕事で貯めてたお金も含めて「金」というモノがぼくにはもう汚くおもえたんです。
それでクビになってからの1ヶ月で貯金を全部使い果たしたんですね。
1ヶ月ぶっ通しで朝から夜までずーっと飲みまくってたらいつの間にか失くなってました。
っで、お金無いことに困ってキャッシングをしたんですね。
借金を30万円ほど作りました。
ぼくはしばらくもう働きたくないとおもってそのお金で暮らしてたんです。
そこからまた新たに仕事して、毎月返済してたので借金は減っていたんですね。
しかし、ぼくが政治家を志した時に、最低限のバイトだけして、あとは行動時間に充てていたんですが。
(中略)
っで、ちょっとずつキャッシングしてたら限度額の60万円までいってしまったのです。
そんなぼくが政治家を撤退し、実家に暮らし始めてしばらくした時に父が聴いてきたのです。
「はやと、オマエはもしかして借金があるんじゃないか?」
ぼくは即答しました。「あるよ。」
父「その借金はどうやって返すんだ?」
ぼく「ブログで稼いで返す」
それでこの時は終わりです。
しかし、その後ぼくは父とブログについて激しく衝突します。
それはそれは壮絶な喧嘩を繰り広げたのです。
はぁ……。
仕事をやめ(解雇され)、なぜか政治家を目指す。
まぁ選挙に出たきゃあ勝手に出ればいいですが、その政治家を目指すのもやめたそうで。
その理由が
しかし、2014年の年末に自分の政治観が圧倒的にズレていることを思い知らされる出来事がありました。
そこでぼくは「選挙に完全にビビってしまった」のです。
そこから自分は勉強が足りないと必死に勉強しましたが、そのズレを解消できるモノではありませんでした。
(このAAも久しぶりだなー)
で、そのケンカってのが、
ある日の昼間、父が父とぼくの昼ごはんを作ってくれた時のことである。
父が唐突に「いつまでお客さん気分でいるんだ?」
と、ぼくに言ってきた。
ぼくは
「お客さん気分なんて微塵もないよ。毎日ブログをかき続けてる。これはぼくの今の仕事だし、これは将来しっかり仕事になるから今、必死にやってるんだ。」
と返した。
(中略)
それに対してぼくは思わずキレてしまった。いつキレたか覚えてないくらい久しぶりにぼくはキレた。
この状況で親に反抗するのって完全に逆ギレ以外の何物でもないんですが。「ブログをバカにされた!」じゃなく、自分がブログをバカにされる程度のモノにしてしまっているのにそのことに対して自覚が無い。
そもそも経済的に自立できる力を持ってる人間を実家に置いて養う思考が理解できんし、引きこもりの息子にメシを作る父とかもう……。
「仕事をしながらブログを書く」ことは出来る。
音楽で飯を食うんだ、と言い実家に住んで働きもせずに生活は親に頼り「オレはロックスターになるんだ!!」って言ってバンドをやってちびちびライブで小銭を稼いでロックスターになったやつはまずいませんけどね。
それに近い感覚。
「オヤジがロックをバカにするんだ!」
と言うか、まず
「お前がロックを語るなよ」
って突っ込まれますよね、こーいう場合。
「オヤジがブログをバカにするんだ」→「お前がブログを語るなよ」
甘いよー宮森さん、生放送で時間が余ったときの大和田獏の締めのコメントくらい甘いよー(viaスピードワゴン)
脛かじったー
なんつーのか。
つまり歴史を辿れば、ブログと言う既存の日記文化に、Googleのアフィリエイトの隆盛から劣化アフィリエイターを大量生産したコグレ氏の著作辺りから派生し、縛られるな転がり続けろと言う自己啓発系の意識高い界隈を巻き込み行きついた先の現在進行形の寓話。
別にアフィリエイターだろうが何だろうが迷惑かけてなきゃあどーでもいいですよ。
これにしたって親はこういう子供の面倒を当然見なきゃあならない。
「父親が借金を払ってくれたせいで借金なくなりました、やったね☆」
単に借金の大元が消費者金融→親に変わっただけなんだけど……。
親なら返さなくていいヤー、利息付かないし―、実家暮らしだしー。
メシ頼むわー、オレブログで稼ぐから―、金が入ったら返すってば―。
エピソードは、どれも周囲が甘やして甘い行動を繰り返してるだけって印象。
だからどれもこれも薄い。
考えなし、衝動で行動→金が減る→失敗、飽きる→考えなし、衝動で行動→
アフィリエイター幻想
少なくともうちのブログの方がまだ儲かってますが。
これ専業でも無い。
副業にするつもりも特にない。
今のアフィ収入じゃあ、独り暮らしでは最低限の生活すら維持できない。
バイトするか、投資する方がよほど儲かる。
普通のブログなんざ時給なら数十円。
書きたいことを書いてウケれば嬉しい。
そのついでにお小遣いが貰えるならそりゃあ嬉しいに決まってる。
でなきゃあウケないネタばっかり書かないw
誰も「原稿書いて~」「イベントやろうよー」って言ってくれないのでライターデビューも遠い話。たまーにガジェット通信からしかメールが来ないGmailアドレス*1。
mixiの前からホームページやらブログやらやってる人間にとってのブログってのはそういうものなわけですが、最近の「ブログ語り」を読んでるとブログで食うみたいなのがわんさかいて、実際にハンパに食えてたりするからしょうがない。
ここ数日でそれ系の記事を目にして思ったこと。
意識高い系最適化ブロガーってそれブロガーじゃないじゃんとかね。
検索順位がどうとか、クリック率がどうとか。特にアマチュアにおいては好きなことをやって結果的にそれが副収入につながっているなら「儲かっているブロガー」と思っていいけど、別に好きでもないけど副収入のために頑張ってますってのはブロガーじゃないよな。Weblogなんだし。アフィリエイトのための記事ってブログツールを使った広告記事でしかないよなとか。ネイティブアド云々かんぬんよりも前に、個人ブログが楽しくてかつ広告になるのって記事が面白くてかつパーソナルなものだからなんだよな。
NOVさんとか、ウチとかが考える「ブログ」と言う概念と、いわゆる「ブログで食う」ためにブログを始めたひとにとってのブログは全く違うもの。
上記の親の脛かじりなひとは、田舎で底辺なフェミフェミよりも煽ってない分マシですが。
アフィが風景を変えてしまった。
私は自意識の露出や観測、自分語り、個人と切っても切れない文章を愛好するブロガーなので、そうしたブログを愛するし、またブロガーをいいなと思う。
だからといって、「お金のためにブログ(や他のネットメディア)」を更新している人を一律に軽蔑することはない。軽蔑に値するような儲け方をしている人達は軽蔑に値するが、まっとうにやって奮闘しているところは、軽蔑するなんてとんでもないと思う。
クマーの言うところの「まっとう」はいわゆる黒いレトリック辺りを指すと思うんだけれども、ではこうやって実生活において
「自意識をこじらせた先に生活手段と自己表現を兼ね、経済的に依存し現実から逃避しつつ高いところばかりを見ているブロガー」
と言う人種は、果たしてまっとうなのかしら。
黒いと言うか、お花畑と言うか。
有名になりたい、すごいことをやりたい、社会を動かしたい、という衝動だけは有り余って、でも実際が伴わず、あげく経済的に親に寄生し、そんな現実を見ても意識だけは高い。
そういう行動は社会的に褒められたものではないと思うけれど、その先に理想と現実をすりあわせる手段としてブログと言うツールとブロガーが存在してしまう歪んだ壺中の天。
ウチも、他人の人生を否定できるような立派な人生送ってるわけでもないですし、どーでもいいんですけどね。
とりまブロガーじゃなく「アフィリエイター」とキチンと自称して欲しいなぁ、と思いますね。
実際「ブログで食う」じゃなく「アフィで食う」なんだから。
いやはや、モヤモヤする。
こちらからは以上です。
*1:ガジェット通信さんからの転載依頼メールはブログをやってる方にはお馴染み