「どうなんですかね、あれ、やっぱり毎年やらないといけないのかな。ちょっと休んでみてもいいのかなと思いませんか」と切り出した松本は、「(この番組はパロディーから始まってる。そのパロディーが日テレの真逆にいってないことがある」とするなど当初は日本テレビの「24時間テレビ」のパロディーだったはずが、パロディーになりきれなくなった点を指摘。
「大久保さんのマラソンとかさ、ヤラセちゃうかとか(批判があるが)、チャリティーじゃないから走る意味もないし、ヤラセでもいいわけじゃないですか。(コンセプトが)ねじ曲がっちゃってるんですよね。来年は(27時間テレビが)あるらしいぞ、とか。今年はあるで!の方が、みんなの士気も上がっていいんじゃないかと思う」と持論を展開。一時休止を提案した。
この放送を丁度観てた。
まさに言う通りで。
同業者であれ「第三者的に素直な意見」ってとこじゃないだろうか。
テレビ局という大きな企業は「27時間テレビをやらなきゃならない」と企画が一旦進めば、現場は疑問を持ってても進まなきゃあ仕方がない。
その辺は国立競技場がさんざブーブー言われながらも突き進んだのと同じ構造。
「誰かが決めたからやらなきゃ」
大きくなりすぎた制作側のフットワークの鈍さを感じる。
ホンキーマンの時点でヤバさは伝わってたけれども。
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岡村の凋落
岡村は、「あっちこっちでいろんな問題が起き……」と炎上に言及。「ネットの人たちってフジテレビ大好物なんやろね」「フジテレビのこと嫌いや言いながらある意味大好物なんでしょうね」と皮肉った。
学生のころ、ナイナイのANNをずっと聴いてた。
一旦テレビから消えたあの件以降いろいろ変わってしまった。
こういう発言にムカつくより、残念な印象しかない。
岡村は、最近ネットを目の敵にしたよう発言が目立つ。
しかしそのネットも含めて視聴者。
ネットは敵ではない。
実際「水曜日のダウンタウン」などには賞賛するような書き込みが多い。
「ネット=テレビ批判」じゃない。
面白いものは面白いと言うし面白くなければ面白くないと言うだけ。
ネットと視聴者は、イコールではないだろうが、だからといって別のものでもない。
岡村の中で、ネットと視聴者が別にいる意識をしているように思える。
ロンブー惇もそうだが「ネット」が仮想敵になってしまってる。
いったい彼らは、誰に向けて番組を作ってるんだろう。
「お前らに何がわかる!」
「観たくないなら観なくていい!!」
と観客に言い放つ芸人を笑うほど客は甘くない。
皮肉を言うより
「批判するヤツも含め全員笑わせる」
のが笑いじゃないのかな。
めちゃイケの賞味期限
www.fujitv.co.jp
本来テレビはネットを意識しなくていい。
テレビ離れだと言われても未だに大きな影響力を持ってる。
我が道を行って面白い番組を作ればいい。
日テレの視聴率がいいのは、ネットを意識する感覚を感じさせないからかもしれない。
フジテレビは、ホリエモンのトラウマがある。
だから他局より一層ネットを意識せざるをえないのは理解出来る。
今回の27時間が一時期の輝きをすっかり失った「めちゃイケ」をベースに、TEDだのコンプライアンスだの思い切りネットを意識しまくった番組作りを行った。
視聴者からは「面白くない」と言う声ばかりが聞こえる。
めちゃイケなどに批判的でない自分ですら面白くなかった。
最近のめちゃイケは、内輪企画以外での笑わせ方を知らない。
本気だとわざわざハードルを上げ、ハードルを越えられず終わった。
フジテレビさん、苦境を挽回しようとなんでもかんでもめちゃイケに絡めて展開しているけど、めちゃイケ自体がもうレギュラーメンバーの強み出せない牢獄みたいな番組になってるのわからずにつまらない企画続けててほんともう地獄。
— しの(汗1ガロン) (@raf00) 2015, 7月 27
H23年のフジテレビ
「嫌なら見なきゃいいじゃんwwww ネトウヨが見なくなった程度で視聴率に影響なんかねーよwwww」
H27年のフジテレビ
「助けて!誰も見てくれないの!韓国様にも見捨てられたし、めちゃイケも落ち目だし、サザエさんの東芝と共にうちも消える!」
はい自業自得
— マルチメディアうにぐも (@_unigmo) 2015, 7月 26
岡村は面白いのか?
事前に「みなさんのおかげでした」の水落オープン企画*1と27時間がコラボしてた。
いろんなめちゃイケのタレントが穴に落とされ笑いをさらう。
中でもバナナマン日村はさすがの出来。
おぎやはぎ小木にも笑いの神が降りてた。
あまりドッキリにかからない設楽や極楽加藤もそれなり。
そんな中、一番面白くない素人レベルのリアクションがナイナイ。
二人ともひどかった。
せっかくの連続落ちも、ホンキーマン岡村が何度落ちてもまったく面白くない。
以前に連続落ちをしたカンニング竹山がどれだけ面白かったか、上手かったかよくわかる。
岡村は、落とし穴に落ちて濡れ、どうすれば面白くなるのかが解らない。
とっさの判断で笑わせ方が解らないのが、露骨に見えてしまった。
石橋がお笑いとして説教することでフォローしてたが、それも限界がある。
今や岡村が番組企画の力でなく、自力で観客を笑わせてるのを想像できない。
ダウンタウンやさんまと並んでナイナイは見劣りする。
独りでどこかへ乗り込んで、笑いをかっさらうパワーとセンスに欠ける。
リアクションができる云々じゃない。
賞味期限切れと代わりになるコンテンツの不足
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
DT松本の言うように27時間は今年で終わりにした方がいい。
もしやるなら、もう一度「24時間のパロディ」ということを自覚的にしなきゃ意味がない。
もはやパロディをやる意味すらないんだが……惰性だよなぁ。
だからジャニーズにまるっと投げる方がごまかしが効く*2。
めちゃイケ自体も転換期を迎えてる。
やはり新メンバー云々で失敗が見えていたとしか。
BPOと敵対した辺りも、大きな影響があったように思う。
もういちど「面白さ」から考え直さないと、どんどんジリ貧になって行く。
「面白さが解らないのはお前ら(ネット民)にセンスがないから」
なんて番組作りをしてるといよいよ危ない。
とんねるずの「みなさん」もマズい。
無理矢理買い物させる、おごる、貝を食う。
企画的にしんどい。
だからといってその次の企画があまり来ない。
せっかくの「ダウンタウンなう」もいまひとつふるわない。
あれなら二人だけで喋る方が面白い。
「全力!脱力タイムズ」「そんなバカなマン」をゴールデン昇格させるわけにもいかず(どちらも深夜ならではの面白み)「正直さんぽ」は土曜の昼に欲しい。
「おーい!ひろいき村」もせっかく伸びそうな雰囲気があったのに生かせなかった。
他に調子のいいバラエティの目星がつかないんですが。
低予算のぶらり番組ばっかり増えても困るし。
コンテンツ不足は深刻で……。
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