iOSのアドブロックは、どの立場から見るかが、生き死にを決めると思ってる。URLはリソースのロケール、URIはリソースの識別子。名前空間で、"おまえは存在すら忘れるものだ"とラベリングされる時代を、iOSというプラットホームがあれば、作りうるものだと。まさに神としか言いようがなく
— わふう>ω<のひと (@u_akihiro) 2015, 9月 18
Appleが神になる日、みたいな本を出していますが、人にあった時は、よく言うのですが、神は手を下さない。光あれ、というだけ。つまりルールを作るだけ。そのルールの中で、手を汚してきたのは、常に人間の集団の1部分。歴史って、たいせつなの。
— わふう>ω<のひと (@u_akihiro) 2015, 9月 18
Gmailの優秀なフィルタがスパムを消してきて、スパムの流通量が減少したという話を何処かで見た気がしますが、見たくもない広告を表示しなくなったとしても、それはそういう時代としか、もういいようがなくなるのかもですね。世の中の常識が形成される、断層
— わふう>ω<のひと (@u_akihiro) 2015, 9月 18
いわゆるiOS9より対応の始まったコンテンツブロッカーですが、いろいろ話題になってる。
とまれ広告収入ガッツリの筈のブログが「CRYSTALをインストールして」と解説してるのはなかなかシュールな光景ではある。
【スポンサーリンク】
で、じゃあこれで広告業界が死ぬかと言えば
バナー広告を殺しまくった先に騙しだらけのインフィード広告・記事広告への予算集中が待ち構えてるわけだけど、それがAppleとユーザーの望みなのかしらね。
http://b.hatena.ne.jp/entry/266346344/comment/raf00
当然ネイティブアドだの、もっと狡猾な広告スタイルへの地獄の釜を開いただけの気がするんですよね。
PRと書いてないPR記事、依頼のない自主的なステマ記事。
ネットで稼いでいたプロブロガーだのなんだのはいなくなるわけではなく、方法を変えるだけ。
いなくなるのはお手軽に広告を貼ってそれなりにお小遣いを稼ぐことをモチベーションにしてた一般ブロガーくらいじゃないですかね。
ブログ文化ってのはある意味広告収入によるインセンティブが支えてたりする面もある。
ウェブ投げ銭再々考
で、やはり投げ銭的なシステムの必要性になる。
あるいはコンテンツ有料化、月額制の流れ。
ブログであれ、無料公開されている同人誌みたいなもの。
でも公開するだけじゃあ書き手に還元されない。
今はそれを広告収入やアフィ収入が担ってる。
書き手は読み手に料金請求しなくても広告が表示されることで報酬を還元され、それがモチベーションにもなる。
それに軸足を置いてメイン収入にしちゃうプロブロガーなんてものまで出てきたのはどうかなとも思うし、中身の質によらない検索順位操作重視のSEOだのなんだのというのは筋が違うように感じるが。
しかし今回のコンテンツブロッカーで、広告が一程度死ぬ可能性が出てきた。
ブログ飯なんて言ってセミナーで食うような輩はいいだろうが、PV=収入って人間には死活問題。
はてなポイント
hatena.g.hatena.ne.jp
はてなには、はてなポイントを送信する仕組みがあって、これをウェブ投げ銭的に使えた(終了しますが)。
今やはてなスターがお手軽な評価方法になっているが、残念ながらスターで腹はふくれない。
反対に懐も痛まないが。
これはずっと書いていることだが、ブログなりの文章や情報の書き手に何かしらの報酬は還元されるべきであって、その報酬によって書き手が面白いものを書いてくれるならそれに越したことはない。
「趣味で書いてるなら無料で満足しろよ」
と思うのはもちろん読み手の自由ですが、無料で書いて無料で読まれ無料で文句を言われるんじゃあブログの書き手はマゾヒストでなきゃなれやしない。
小説だって、面白いからこそ金を払ってでも読む。
プロには払うけど素人には払わなくてもいいってのもおかしな話。
面白いものは評価され、何かしらの利益が還元されるべきだと思う。それだけの価値がないと思うなら払わなければいい。
その評価軸はあっていい。
くだらない中身や無断転載、デマのくせに炎上させてPVウハウハなんて輩は滅びればいいが(バイラル、まとめ)面白い書き手はもっと増えて欲しい。
そうすれば検索上位を狙うSEOテクニックよりも面白い記事を書くテクニックが普及して
……なんて健全なことにはならんのだろうが。
結局、なろう的なウケるコンテンツのカンブリア大爆発に流れ、広告屋はネイティブアドやステマの台頭に嫌儲が盛り上がり……あぁ、ろくな展開が想像できないディストピア。
「新はてなポイント」は、ウェブ投げ銭的に使える要素を盛り込むのはアリじゃないかな、と思う。
noteみたいにどこまで無料公開するか決め、読み手は「月額、単品」で記事を読めるような。
公開範囲を書き手が決められる。
中には無料で全部なんて人もいるだろう。
読み終わってから投げ銭のパターンもあるだろう。
noteの有料状態を見ればわかる。
どちらにしろ淘汰されるし、新しい書き手には厳しい未来。
懐具合の悪い読み手は優良な有料を読めず、劣悪で狡猾な無料ネットを読むような時代。
FREE
ネットはフリーだ。
素晴らしい。
しかし、それを謳歌できるのは広告があるから。
誰も無料奉仕してるわけじゃあない。
誰かのヒマつぶしのために無料で記事を書き、無料でコンテンツを作ってるわけじゃない。
無料で見れるのはいいことだというけど、還元されなければ業界が死ぬのはどこだって同じ。
テレビだってCMを流して広告収入で番組を作ってる。
広告がブロックされれば、あざとい稼ぎ方だろうが真っ当な稼ぎ方だろうが一律に死ぬ。
いや、真っ当な方が死んで、あざとい方がよりあざとく生き残るだけかもしれない。
憎まれっ子世にはばかると言いますから。
もちろんこの流れが広くユーザーに受け入れられれば、の話だけれど。
とまれブログに簡単に導入できる広告以外の何かしらの報酬系はあってもいい気がする。
そういうモノが、もっと普及していいかもしれない。
しょっちゅう広告止められたなんて話も聞く。
去年、ウェブ投げ銭の記事を書いたときはまたこんな展開があるとは思ってなかったが。
ちょっとシルバーウィークに考えるテーマができましたわ。
※後日まとめ直すかも
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
※題は旧約聖書「エホバくだりて かの人々の建つる街と塔を見たまえり いざ我らくだり かしこにて彼らの言葉を乱し 互いに言葉を通ずることを得ざらしめん」改編
売り上げランキング: 31,852