映画だけ観て生きていきたい
こういう記事を読んでると羨ましいというか、微笑ましいというか。
記事を読んでなんとなくざっくり書いた雑記なので中身は期待せずに。
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自分の場合、小学生くらいからガッツリ映画を観てて中学生のころには月に60本は観ていて、幼いころに(どういう経緯か)デヴィッド・リンチを父親に連れられて劇場まで観に行き途中気分が悪くなり、嘔吐したのもいい思い出だったり。
mixi時代に映画マニアのオフ会に参加して、映画愛ではなく単なるサブカル的知識合戦の様相に疲れ果て黙って論戦を見ていたのは悪夢だったり「ダークナイト」を見に行ったら斜め前の外人が凄まじいワキガでダークナイトを見るたびあの匂いを思い出すのも変なトラウマ。
それはともかくこうやって古典の名作を一つ一つ開拓していくってのは楽しい時期だったりする。
それでも未踏峰は限りなくあって、なのに自分に映画の峰を踏破しきるだけの人生の時間は残ってない。
だからこそ効率的に「オススメ映画10選」みたいなものに頼る気持ちというのもわからなくはないし、しかしそういうオススメにならない映画を見るのもまた面白かったりする。クソ映画にはクソ映画なりの意味があるんですわな。
そりゃあデビルマンやシベ超を見ている方が映画に対しての「ダメな例」ってのがよくわかるし、それを愛でる自前の見方も方法論も出来上がる(だからシベ超の試写会だって見に行くわけですから)。
もちろん名作ばかり辿るのは楽しいけれど。
例えば
映画「わらの犬」。都会から来た学者とその嫁夫婦が田舎のコミュニティーでいじめられる話。幼い頃、どうか静かに勉強させてくれとよく思っていたことだったり、消費や娯楽を理解できずに苦しんでいたのを思い出した。そしてセクシュアルなヒロインには自分の弱さや幼稚さを見つけた。いい映画かも。
— 美波 (@mimi373mimi) 2015, 8月 7
ウォーターゲート事件を暴くワシントンポスト紙記者が主人公の1976年の映画「大統領の陰謀」見た。マイケルダグラスを良い人っぽくしたこの男は誰だろうと思ったらダスティンホフマンだった。顔の構造が似通って見えたのは2人ともユダヤ系だからかな?
— 美波 (@mimi373mimi) 2015, 7月 11
「わらの犬」に「大統領の陰謀」といえばダスティン・ホフマン。
ダスティン・ホフマンなら「クレイマークレイマー」「マラソンマン」「真夜中のカウボーイ」「トッツィー」なんかも名作ですよね。
「トッツィー」というと「MrレディMrマダム」なんて名作もありましたっけね。
この動画いいなー。
ドラッグクイーンにスライドさせると「プリシラ」や「キンキーブーツ」も素晴らしい。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」も必須の名作。
笑いと悲しみが両立してるからこそ魅力があるんだと思う。
同性愛というとアン・リー「ウェディング・バンケット」や王家衛「ブエノスアイレス」なんかもいいですね。
あとはウォシャウスキー兄弟(現在姉弟)の初期作「バウンド」もいいし、やはり「さらば我が愛、覇王別姫」は生涯ベスト20に入る名作で……。
などと一人の俳優や監督、一つのテーマを辿って次々見ていくなんてのも面白い見方。
俳優の出ている作品を網羅しようとすると大体ひどい作品に出てたりするんですよ、これが。
前述したダスティン・ホフマンなら「ファミリービジネス」なんかは上映当時かなり不評だった記憶が……今見直せばどうかわかりませんが。
面白いと言われてる映画を見尽くせば次は面白いと感じる映画を自分で探し始めたり。
するとバカ映画とかB級映画とかC級カンフー映画とか(それはそれで楽しい)、あるいはフランス映画だのジャン・リュック・ゴダールだのサブカルクソ方向にハマったりして、インテリゲンチャを気取って急にアンドレ・バザンの「映画とは何か」を読み始めたりして、でも、そっちの方向は映画理論的なめんどくさい沼だからやめとけ、としか。
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まぁ、何が言いたいかというと映画は見ても見ても尽きないほどあるので安心してくださいということで。
小学生の頃からずっと見てるけど未だに見尽くせないもの。
あー、映画だけ見て一ヶ月くらい過ごせないものかなー。
誰か養ってくれー(心の叫び)。
今は動画の定額制なんかもあったりして便利になったし、ネットで映画の評価も調べられるし効率的にいい作品を見れるようになった。
ただ他人の評価で地雷を踏み辛いってのは、いい面もあれば悪い面もあるのかもしれない。
地図なしで冒険するのだって面白いわけですから。
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