遠く、遠く、遥かなる未来―― “常勝の天才"と“不敗の魔術師"と称される二人の英雄、ラインハルト・フォン・ミューゼルとヤン・ウェンリーがこの世に生を受ける。時代の波濤に煌めく二つの灯火が銀河を翔け、人類の命運を動かす――。悠久の戦乱に終止符を打つべく現れた、二つの巨星の運命を描くSF英雄譚!!
藤崎竜版の議員が英雄伝説が遂に開始。
コミックス一巻を購入した。
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今回電子書籍ではなく紙の本で購入。
表紙のモコモコが気になったので。
↑表紙がデコボコしている
こういう装丁の細工は、電子書籍だと欠けてしまう。
さて“封神演義”藤崎竜版の銀英伝は、正伝のアスターテ星域海戦からではなくラインハルトの幼年期から開始。
ラインハルトとキルヒアイスとが出会い、キルヒアイスはアンネローゼの騎士になることを決意し、ラインハルトと共に覇業を歩き始める。道原かつみ版で言えば「黄金の翼」と同じ時代。
そしてカプチェランカに派兵されるところまでで一巻は終了。
ヤン・ウェンリー側からの話が描かれない(エルファシルでの脱出劇がラインハルトとキルヒアイスとの会話の中で登場するだけ)なのも面白い。
やはり既存の銀英伝の影響は強いというか、ラインハルトやヤン・ウェンリーなどのキャラクターや独特のフォルムの加藤直之デザインの宇宙戦艦は、誰が書いても大筋の銀河英雄伝説のフォルムが大きくブレないのも独特。
もともとキャラクターが立った物語だし、筆致も合ってる。
藤崎竜氏のタッチは向いてるかもしれない。今後が楽しみ。
というわけで、以前公開した鏡面流体で覆われたブリュンヒルトがこれ pic.twitter.com/6677gm9r1T
— 加藤直之(iOS画集発売 (@NaoyukiKatoh) 2016, 2月 3
ブリュンヒルデはまだ出てきていないけれど、やっぱり白くて流線形ですかね。
2017年にプロダクションIG版 新作銀英伝も作られるとのことですし、DMMでは銀英伝TACも開始されていたり(あまり評判よくないけれど)、何気に今年から来年にかけてまた何度目かの銀英伝ブームが来ている感じがする。
高校のころに読んでいた小説が、未だに新作が作られる程の強度を持ってることに驚く。
藤崎竜版、一読の価値ありだし、もし銀英伝を未読なら入口にもちょうどいい読みやすさ。
集英社 (2016-02-19)
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