炎上をバズと言い換えれば正当化されるメソッド
タイトルままだが、
「炎上をバズと言い換えればそれで過去が正当化されるメソッド」
って流行ってるの?
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正当化
前回「エアロビの世界でフリーになって革新を起こすんだ!」という友人の記事に「それって大丈夫か?」というコメントが付いたことに対し、この人が「否定的なこと言うんじゃねぇ!」と反応。
バズというよりも炎上に近かったんだがPV報告記事では「バズった」ことになるらしい。
一万円儲かったって……それ喜ぶべきマネタイズ?
非難することを、否定したこの記事をここまで、非難されるとは思いませんでしたが(笑)、多くの人が「否定視点」「肯定視点」について、言及してくださり、様々な意見がネット内にでたことが、とても嬉しかったです。
確か記憶では「燃え」てそれなりに「批判」を受けたと思ったんですが。
「バズ」でも「非難」でもなく。
非難されるとは思いませんでしたが(笑)
いやー、この(笑)の使い方。
ちょっとやってみますが、
・非難されるとは思いませんでしたが(涙)
・非難されるとは思いませんでしたが(驚)
・非難されるとは思いませんでしたが(笑)
一つの(笑)でこの文脈が全く変わる。
さすが、自称ネットメディア編集長(笑)ウェブライター(笑)の方。
(笑)の使い方が絶妙ですね。
これで煽って再度のバズ(笑)を狙っているのだとすれば、今日は水素水の人に先を越されているので残念としか言いようが無い。
たまに見かけるんだけれど、世間でよく言われる
「(特にネットで)何か主張をすれば肯定も否定もある」
というのは、一定度正当な主張を行ったことに対し「これだけ正当な意見ですら反論はある」という意味。
「的はずれな主張に対してでも一定の肯定はある」ではない。
マネタイズと自己肯定感
※お金に目がくらんだ人のイラスト(女性)/いらすとや
ネットでは、恥知らずのほうが生きやすい。
どれだけ周囲から裸の王さま呼ばわりされても見てみないふりをし、自分のことを認めてくれる人だけを相手にしていればいい。
小物も受け入れるだけのキャパシティがネットには存在するし、淘汰されずに愚蒙な連中相手に夢を語り収益を吸い上げ細々と生きても行ける。
奇跡のようなバズでも一度きりのPVでも。
それを看板に掲げて集客し
「アルファブロガーの僕がネットでの稼ぎ方教え〼」
とでも書いてれば小遣いくらいは充分儲かる。
あとはKDP、有料サロン、有料メルマガ、セミナーに儲けを分散してトータルでそれなりの収益にするだけ。
そんなものに引っかかるカモは掃いて捨てるほど存在する。
反対に繊細で己の正しさに疑問を持ってしまう人間に今のネットは生きづらい。
己の正しさ、ネットの正しさ、ブーメラン。
あぁ、いやだいやだ。
意識的な隙と無意識な隙
オピニオンを書くときは、全部を伝えようとするのではなく、ツッコミどころを残すのも大事。
論文では自分の意見に対して、批判的な立場の意見もあえて書き、それを更に否定するという書き方が一般的ですが、ブログではあえて書かないという方法もあり。
自分の意見に寄せて書いてしまうことで、いろんな意見が集まりやすくなります!
それはつまり「意見を書くときは正しく伝える努力を放棄します」と言っているのに近い。
主張が正しく伝わればツッコミは入らない。
多くのひとは正しく伝えようと言葉を連ね、それでも伝わないから難しさを実感するのに。
読んでる方も馬鹿じゃない。
的はずれな主張ばかりしていれば名前を見るだけで「察し」
露骨に釣り針が下がっている記事に何度も何度もかからない。
自己肯定による炎上覚悟のバズライフを突き詰めれば、高知のリコピン坊やみたいに「多くに嫌われ一部に認められる」ようになるしかないですが、ネットでの“稼げる”生き方がそんな歪んだノウハウでしかないとすればネットマネタイズって香ばしいとしか……。
マネタイズの正当性
ウチは、ブログでのマネタイズに対し否定派ではない。
面白い記事を書くひとが稼ぐ分にはいくらでも稼げばいい。
盛り上がり書き手としてプロデビューしてもそれはそれでいい。
それがゴールかどうかは知らないけれど。
つか、このひとがただのJDならご自由にどうぞって感じなんですよ。
でも「編集長(笑)」であり「ウェブライター(笑)」を名乗りながらこの感覚。
今のウェブライターは、文責なんて考えもしないひとが多いけれども、こういうことなのかもなぁー。
「どんなダーティな手管でも儲かるのであればそれは正しい」
やり口が評価されてしまう現状って健全なんですかね。
前回の記事で学ぶべきは「バズる記事の書き方」じゃないはずなんだが。
まぁ、炎上で学ぶ人なんてまず見かけない。
無分別な自己肯定ってもはや病(ry
あとがき
と、ここまで書いて思ったが、こんなことばかり書いてるからこのブログは全然評価されない……ごくごく一部のマニアックな読者の方々の評価によりこの泡沫ブログは支えられております(多謝)。
しかし肯定肯定で「すごいですね!」「参考にします!」とシェアして人脈を広げ、未来ある若者への提言とか無責任でもありがちな記事を書けば、人望がレベルアップして、出版社から声がかかったり、ウチのブログもそれなりに儲かるようになるのか……。
2016年はファニーなキャラを模索する方向性もまだ残ってるかもしれない。
ポジティブに肯定しまくる生き方に路線変更しようかな!
みんな仲良くしてね★ポジティブ祭りだ!!
いやはや、正直さはつらみ……(fadeout)
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
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