いやー。
最近忙しくてなかなかブログっぽい記事を書いておりませんので、久々に(シルバーウィークですし)。
浜の真砂は尽きるとも、世に勘違いプロブロガーのタネは尽きまじ。
赤の他人の人生なんざ、ほんとどうでもいいよねー、と思いつつ。
まぁ、毎度毎度幸運のツボを買うような輩に辟易としつつ、こういう輩を取り上げてキャッキャやっていると本人は聞く耳も持たず「こういう批判されるのもボクが正しい証拠なんだ」とよくわからない自信を持つわ、マウントを取りたい観客は「批判だなんて嫉妬しているんだろ?」とか「応援してやれよ」「若いんだから失敗して学べる!」とか言い出すお方が登場するのも定番の光景の予定調和。
まぁ、その大学中退?のお方の親でも子でも親戚でも愛人でも店長でも金を貸してるわけでもないので、勝手に中退して勝手にプロブロガーのレールを「幻の」栄光に向かって走っていただいても一向に構わないし、人生に1マイクロミリすら関わりなんて無いわけですが、毎回似たようなのが燃えるたびにそういうひとの(テンプレート)思考って面白いよなーと思うんですよね。
もちろん本人はオリジナルだと思ってるでしょうが、何度見た光景なんだか。
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たとえばプログラマー上がりの人が会社を立ち上げるというのであればコーディングの技術なり経験なりが武器になるし、そういう話を聞いても可能性を否定なんてしない。
何でもかんでも否定するわけじゃあない。
でも「ブログで食う」って、ある種書いてる人間とか、その背景にいる人自体がウリなわけです。
で、この手の話がいつも話題になる理由は
「そういうことを言うやつのブログが面白くない」
ここに尽きる。
なにせ面白い人気のブロガーが「オレはブログで食う」って言うならそれはそれでいい。実際に本を出してるブロガーも多い(それだけで食えてるかどうかは別として)。
面白いものを書ける人が「作家になります」とか言うなら全然読みたいし、実際いるわけですよ。
罪山氏とか。
当のhagex氏であれ、説教好きなシロクマ先生であれ本を出してる。
でも面白くもない、劣化コピーみたいな記事を量産するお方が「ブログで生きます!」と言い出してしまう。なんかフリーター宣言程度のことなのになぜか「決められたレールを走りたく無い」とか勘違いしちゃうトレイントレイン。
あ、もちろん本人らは面白……じゃないや、稼げるブログを書けると思ってる。
稼げる=面白いじゃあない。
で、人生の辛酸を舐めた老害ブロガーは、最近痛くなった腰をさすりつつ、しみじみと「あぁ、またいつもの面白くないアレか……」と感じ、定番のネタとして昇華せざるを得なくなる。
そういう意味で、この手の人らは地下アイドルに近い。
適者生存
何年も前からアイドルブームとか、アイドル戦国時代とか言われて久しい。
けれど、地下アイドルもすっかり勢いをなくし、今や解散するグループが続々出てくる。
「こんなアイドル絶対ダメだろ」ってドルオタが見ても売れる確率0%の地下アイドルですら、やってる本人らはいつかの、万が一の可能性を夢見てる。
……まぁ、実際に、残念ながら、ほぼ夢は叶ってない。
日曜昼のドキュメンタリーで取り上げられて、その後どうなってますかね?
深夜番組「そんなバカなマン」でやってた企画がある。
バカリズムの相方を探す名目で地下アイドルを何組か紹介して、崖っぷちのアイドルを紹介していたけれど、数ヶ月経ち、改めてその後の展開を確認すると、ほとんどのグループが消滅してる残酷な現実があった。
メインのメンバーが抜ける、不仲、プロデューサーと合わない、自分には向いてない、人生は一度しか無いのにこれ以上やってられない。
いくら戦国時代であれ、カンブリア紀のごとく有象無象が出てきたところでその中から生き残るのは、やはり何か1つでも確実に抜きん出るか、キッカケがある、事務所が大きい、バックに大物がついてるグループ。
理由がなければ単純に消えて行くだけ。
単純に運、なんて事はまず無いシビアな世界。
どこだってそうでしょう?
ノマドノマドノマド
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一時期「社畜は嫌だ、ノマドになる!」と叫んでスタバでノートPCを開いてた人らの何割が就職したのか。派遣で働いてんのか、フリーターやってんのか。
あの人らだって自信満々に「オレはノマドで生きていける」って言ってたんですから。
「会社という小さな組織程度での競争で勝てない奴が、結局日本中、世界中を相手に競争できるわけがなかった」
五年後十年後に今を振り返り、果たして何組の八木組会員が今のままで残るのか。
それが楽しみで仕方がない。
人間は何も学ばないし、同じことを繰り返し続ける。
これもいつか見た光景、また見る光景。
山のようなカモが貢ぐ金の上に成り立つピラミッド。
その上方だけが搾取し、生き残る構造はいつもいつまでも変わらない。
そろそろこういう界隈に否定的な運動を始めるべきなのかも知れませんけどね―。
リテラシーを啓蒙するような動きがあっても。いいのかもしれませんが。
来年あたりイベントでも……。
では、また未来でお会いしましょう。