殺し屋をテーマにした映画なら「ありふれた事件」一択だが、支持されないのでコメントに挙がってない殺し屋映画と一緒に記事にしてみる
anond.hatelabo.jp
殺し屋がテーマの映画ってない?
殺し屋がテーマ、レオンみたいにヌルくないということで「ありふれた事件」しか思い浮かばなかったんだけどコメント欄ではミュンヘンが人気らしく。
でもミュンヘンの場合、殺し屋というより暗殺チームであって、後ろに公的権力がついてる殺人を「殺し屋」と呼ぶのは違和感がある。
公的権力が後ろについて行う殺人も「殺し屋」というワードとして定義するなら、バンコランも軍隊も殺し屋ってことになる。
後ろにギルドがいる必殺仕事人とか「ノーカントリー」や「ジョン・ウィック」「コンサルタント」は職業としての殺し屋なのでありだと思いますが「ミュンヘン」……。
以下、「ありふれた事件」とコメントであがってなかった殺し屋作品をいくつか。
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泣く男
はてなーは韓国映画弱いのでコメントに挙がらない「泣く男」
チャンドンゴン演じる殺し屋は、仕事の最中、無関係な少女を殺してしまい良心の呵責に苛まれている。
そこへ組織から少女の母親を殺すよう指令が来る……というお話。
アクションに関して「アジョシ」に負ける惜しい映画でもある。
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ある会社員
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
以前に記事にしてるので、興味のある方はそちらで。
こちらも韓国映画。
殺しを請け負う会社の会社員が主人公。
恋に落ちた会社員が組織(会社)を裏切るという話。

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鮫肌男と桃尻女
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フィクション系殺し屋ムービーならこれが好き。スタイリッシュでペラッペラ。
ストーリーは、鮫肌と呼ばれる殺し屋が組織から逃げる、というだけの話。
今さら観ると、みんな若い。
つか、自分が歳をとったということか(悲
ありふれた事件
リアリティ系殺し屋映画の中で一位だと思ってる今作。
殺し屋に密着する映画スタッフ。
殺し屋は、カメラの前で老若男女を躊躇なく殺し、石をつけてダムに落とす。どのくらいの年齢なら石をどのくらいつければ浮いてこないか解説する殺し屋。
そんな殺し屋に密着取材する映画スタッフも徐々に殺し屋の感覚に感化されていく。
この映画の話を最初聞いたのは、平野秀朗がやっていたラジオ「ABCアシッド映画館」で、当時「とんでもない映画」と紹介されていだのを覚えてる。
殺し屋を取材するという設定のモキュメンタリー(ブレアウィッチ〜のようなドキュメンタリー風フィクション)。
色彩を排除した白黒の絵が画面にさらにリアリティを与える。
映画「ミュンヘン」に登場する暗殺チームのようなにテロリストに対して正義や義憤があるわけでもなく、ただ日常の延長で一般人を何の躊躇もなく殺す殺し屋像が、この映画のインパクトに繋がってる。
「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えてるのか?(via デュオ)」ではないがシリアル感覚で殺人を行う殺し屋に感じるぞくっとする違和感。
「レオン」のようにヌルくエンタメなフィクションではないやり方で、殺し屋という人種を描きだしてる。
今はiTunesのレンタルとNetflixで観れるらしいので、おヒマなら是非。