負け組アイドルGANG PARADEの下剋上

今週のお題「私のアイドル」

たまにはこういうお題も。
最近、WACKの道玄坂系ばかり聴いているんだが、どうにも
BiS⇨BiSH⇨GANG PARADE
の順で気になってきた。
気づくとGANG PARADEのアルバムを毎日聴いている。

やはり、負け組というか、下剋上というか。
負け組を脱する勢いのあるグループは、見ていて面白い。

今やWackで、負け組のストーリーを担うのはBiSではなくGANG PARADE。
だからこそ注目する価値がある。
少し簡単に振り返る。



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カミヤサキ

アイドルブームの最中、異端・負け組のストーリーを背負い登場したBiSが解散した。

2014年。
元BiSのメンバー、カミヤサキはミズタマリとアイドルユニット プラニメを結成。
今さら↑見ると、ルックスがバニビっぽい。

・ カミヤサキ
・ ミズタマリ


しかしプラニメは、ミズタマリが脱退し1年で解散。
新メンバー4人が加入、名前をPOPと改名し5名で再出発を開始。
2-1+4=5

・ カミヤサキ
+ イヌカイマアヤ
+ ヤママチミキ
+ シグサワアオ
+ ユメノユア
ー ミズタマリ


Barely Last
Posted with Amakuri at 2018.1.31
GANG PARADE
T-Palette Records

2016年、名前をGANG PARADEに改名。

しかしメンバー2人が家庭の事情から脱退。
そして新メンバーとしてキャンマイカが加入。
5-2+1=4

・ カミヤサキ
・ ヤママチミキ
・ ユメノユア
+ キャンマイカ
ー イヌカイマアヤ
ー シグサワアオ

一方、2014年に解散したBiSを新たに再結成をするためオーデションを開催。
オーディション後、脱落メンバーを集め新生BiSのライバルグループが結成される。

ところがSiSは一度のお披露目ライブ後、清水プロデューサーによる「重大な背任行為」によって活動を休止。
このBiS結成とSiSの活動休止に関しての詳細は、映画「劇場版 BiS誕生の詩」と「WHO KiLLED IDOL? -SiS消滅の詩-」で描かれているが、重大な背任行為が何だったのかは不明。

10月、数を減らしたGANG PARADE(以下、ギャンパレ)にSiSのメンバーが加入し7人体制になる。
そして、最も初期からのメンバーだったカミヤサキが新生BiSのアヤエイトプリンスと無期限トレード*1
現在の7名体制になる。

4+3-1+1=7

・ ヤママチミキ
・ ユメノユア
・ キャンマイカ
+ ココ・パーティン・ココ
+ テラシマユウカ
+ ユイ・ガ・ドクソン
+ アヤエイトプリンス(BiSから期限付きレンタルトレード)
ー カミヤサキ(BiSへ期限付きレンタルトレード)



負け組

1年前の今日。
私たちギャングパレードは所属するグループの中で一番最初に出てきました。
その時、順番を絶対に入れ替えてやると、叫びました。
今日は4組中3番目、トリ前です。変えることができました。
次、入れ替えるのはBiSHだ!

2017年、アイドル甲子園。

何組ものアイドルが出演するイベントで、ギャンパレはWACKのグループの中でも出順が最も早い「下っ端」のグループだった。
言い方は悪いが日陰の存在。

ところが一年、ライブの集客が増え、人気を集めた。
2018年のアイドル甲子園では4組中3番手に浮上*2


こうして振り返ると2016年、ギャンパレからはメンバーの脱退が相次ぎ、厳しい状態にあったギャンパレ。

そんな中、オーディションの負け組で、大人の事情からデビューすら白紙にされたSiSのメンバーが加入。
下りきったら上がるしかないとよく言うが、ギャンパレは2016年のどん底から「負け組からのサクセスストーリー」を地で行く展開を経て、ここまでのし上がってきた。

WACKでは、BiSHが一番の売れっ子として看板になっているからこそ、グループ内での勝ち組負け組が生じる。
ギャンパレの事務所内下剋上が際立って見えるのも必然。


ロックボーカリストオーディションで勝ち残った平家みちよではなく、モーニング娘。が成功したのも、彼女らが負け組だったからこそ。
「5日間で5万枚CDを手売りしなければデビューできない」という負け組の物語を視聴者に見せることでファンを獲得した。
勝者よりも敗者。
がんばれベアーズだって負けていたからこそ応援したくなるもの。

かつて逆境に立ち向かい、路上や電気店の店頭ライブに始まり、アウェイをホームに変える負け組の物語を突き進んだももクロ。
だが彼女らはいつしか憧れていた国立競技場に到達。
もはやアウェイも逆境も壁もなくなり、アイドル戦国時代の中の負け組ではなくなった。

負け組が勝ち続ければ、いつか勝ち組になるのは当然。
無数のアイドルが生まれ消えていく中、東京ドームでライブを行うアイドルはもう負け組とは言えない。

 

takes themselves higher!!

ギャンパレは、2017年11月。
2ndアルバム「GANG PARADE takes themselves higher!!」を発表。
1stアルバムにあったアイドルっぽいEDMサウンドから一転、激しい打ち込みはNINあたりを思わせるインダストリアルロック風の楽曲が増えた。

WACKの中でもギャンパレは、歌えるメンバーが多い。
しかもパフォーマンスのクオリティーも高い。
激しい踊りの中でも歌は安定しているし、安心して聴ける。

パフォーマンスは格好いい、下剋上の物語がある、勢いもある、楽曲も揃った。
ちょっとヤンキーっぽい感じもライブの激しさに似合うし、当然ライブのクオリティも高い。

これで売れないわけがない。
今年、交換トレードが終わり、アヤエイトプリンスがBiSに戻り、BiSの物語を始め、カミヤサキはギャンパレに戻り、ギャンパレの勢いを加速させる。

最近は、ももクロからBiSHに(モノノフから清掃員に)なる人が多いと聞くけれど、ギャンパレの背景に気づくとかなりのファン(遊び人)に流れてくるんじゃないだろうか。
昔のももクロにあったような上り調子の勢いが間違いなくある。

2018年、一番面白いのは間違いなくギャンパレ。
さてどう思います???

BREAKING THE ROAD
Posted with Amakuri at 2018.1.31
GANG PARADE
T-Palette Records

GANG PARADE takes themselves higher!!
Posted with Amakuri at 2018.1.31
GANG PARADE
T-Palette Records

*1:BiSのメジャーデビュー前にトレード解除が決定している BiSカミヤ&ギャンパレ・アヤのトレード終了、WACK合同オーディション再び - 音楽ナタリー

*2:新たなグループEMPiREが結成されたので、現在WACKにはBiSH、BiS、ギャンパレ、EMPiREの4組が所属している