プー・ルイ卒業ソング「DiPROMiSE」と「WHOLE LOTTA LOVE」
BiSのメジャーデビューシングル「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」買ってきたので軽くレビューなど。
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DiPROMiSE
まず「DiPROMiSE」
旧BiSの創設メンバーであり、BiS再結成の際にはオーディションに参加し勝ち残ったプー・ルイが参加した最後の曲。
歌詞も思いっきり卒業するプー・ルイに向けられた歌詞。
これまでの楽曲の印象的なフレーズが織り込まれ「旧BiSとの決別」がテーマ。
プー・ルイの卒業だというのに、このジャケット。
最後くらい綺麗にしようとか美化しようという気がない。
死ねよプー・ルイ。
— 渡辺”ジュンジュン”淳之介 (@JxSxK) 2018年3月2日
※ニコ生でプー・ルイが渡辺淳之介に対して「嫌い」と連呼したのを受けて
プールイはグレンマドロックだよ_(:3」z)_ https://t.co/6Xetr8IN7D
— 渡辺”ジュンジュン”淳之介 (@JxSxK) 2018年3月4日
プールイがグレン・マトロックならギャンパレから戻ってきたアヤエイトプリンス(以下、アヤプリ)がシド・ヴィシャスか*1。
なんかプー・ルイは、ブライアン・ジョーンズ*2って感じもしなくもない。
初回限定版には2017年10月のライブが収録されたDVDが付いている。
いわゆる「ダイエット企画にしくじったプー・ルイが活動休止になり、残ったメンバーでライブを行っていたが、途中カミヤサキがプー・ルイを突然ステージに呼び戻した」時のライブ。
プールイとBiSメンバーは流れる連続パプリカに合わせて延々(贖罪のごとく)スクワットを行い、なんかだかんだプー・ルイは復帰。
だが、その後、プー・ルイは卒業を発表することに。
ジャケットには、プールイのパンクな写真、DiPROMiSEの歌詞はプールイの卒業。
特典DVDもプールイの復活劇。
きれいはきたないきたないはきれい、嫌いは好き好きは嫌い。
「BiSはプー・ルイじゃないけどプー・ルイはBiS」と言ったプー・ルイが周囲からどれだけ(ひねくれて)愛されていたかがよくわかる。
BiSHは、あまりプー・ルイの卒業について発言していないが、同日、仙台公演のアンコールで"ForHiM"を歌ったセトリにも意味を感じてしまう*3。
みんな素直じゃない。
↓レポートで「汚点」と発言してるのもそのまんま読んだらダメなんですよ。
それを理解しない人が多すぎて……。
WHOLE LOTTA LOVE
一方、プー・ルイが未参加……つまり卒業後のBiSが歌うシングルとしての一曲目。
パンキッシュな転調やデスボイス、キャッチーなフレーズも含め間違いなく今後の定番になる一曲。
こちらは
行かなくちゃって歌いすぎて
と歌うのは、旧BiSの楽曲でもある"BiSBiS"の歌詞にある「行かなくちゃ何度だって 胸が踊るよ」のこと。
これまでの旧BiSの歌詞を踏まえて、新しい自分たちの世界観を描いていく宣言にも読める。
とはいえ、プー・ルイは、これまで楽曲の中心。
そんな中心になる柱が抜けたらどうなるか?気になったので、昨日はインストアライブを見てきた。
渋谷タワレコ地下は、話題性もあってか以前のレコ発ライブよりも混雑していた印象。
会場、超絶暑い。
昔、インディーズのバンドを観に毎月ライブハウス通いしてたが、今やWACKみたいなアイドルのライブ会場にそれと同じような空気があるんだから面白い。
いわゆる「アイドル」と違うんだから、そりゃあそうだろうが。
”Give me your love全部”から始まり、”SOCiALiSM”、”I Can't say no!!!!!!!”と再結成後のシングル曲が続き、"WHOLE LOTTA LOVE"を披露。
パンキッシュな楽曲で、研究員はXジャンプ(というか1ニョッキ、2ニョッキ)みたいに両手を合わせてジャンプ。
MCでの自己紹介(ライブ中、唯一アイドルっぽい箇所)でアヤプリはゴ・ジーラとの掛け合い。
最後は、ど定番"BiSBiS"からの"primal"で終了。
相変わらず動きはキレッキレで激しいが、アヤプリ帰還の影響かパフォーマンスのクオリティがさらに増した感じ……(ヘタすりゃあギャンパレが食われる流れが)。
プー・ルイ、カミヤ期とはまた違う。
あとレコ発のセトリを毎回確認してるわけではないが、前日の新宿タワレコも含めアンセム"nerve"を演ってないのは意味があるのかないのか(たまたまか?)。
かなり混雑していて後方だったんだが、残念美女アヤプリは身長があるのでご尊顔は拝見できた。
プーちゃん。
— アヤ・エイトプリンス (@AYAPRi_BiS) 2018年3月4日
今日一緒に歌えたのが、
素直に最高に楽しかった!
嬉しかった!!
プーちゃんと2トップになる、って言ってからギャンパレにいても、
追いついてやる!って気持ちは変わってなかったよ
たった1日だけ、だけど1日、
BiSとして
あなたと歌えたことを一生忘れない。
寂しいよ!愛してるよ! pic.twitter.com/0PtcwoIcSP
中心軸のプー・ルイが抜けても歌割を持ち回り。
正直なところ、異質だった声質のプー・ルイが抜けて、逆に安定感が増した印象。
なんというか、すっかり「新生BiSのスタート」って感じが出てしまった。
勢いのあるGang Paradeが面白くて仕方ないのに、BiSも面白くなってきてしまった。
プー・ルイへの素直じゃない愛と新たなBiSたとしての第一歩を刻んだこのCDを見るとそれがわかる。
BiSHがどんどんメジャーとメディアを侵食して、ギャンパレとBiSが暴れる。
2018年もWACKの勢いがすごい。