中国成分多めのサメ映画「MEG ザ・モンスター」


映画『MEG ザ・モンスター』戦慄の本編映像

そろそろ暑くなってきたのでネトフリで「MEG ザ・モンスター」って鮫映画を見てみたわけですが。



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サメ映画の系譜

サメ映画は、「ジョーズ」に代表されるような「巨大なクリーチャーに人間が襲われる」作品。

頭がプナラリア状態の「ダブルヘッドシャーク」や「トリプルヘッドシャーク」みたいなとんでもB級映画も多数生まれた。
砂の中を泳ぐトレマーズmeetsジョーズの「ビーチシャーク」
名前は猿の惑星っぽいのに中身はマッドマックスなサメ映画「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」なんてのもあった。

そんなサメ映画の中でも出色だったのは、レニー・ハーリンの「ディープブルー」だろう。
凶暴なサメに密閉空間の中で襲われる。
しかもそのサメが賢い。

本能のまま襲ってくるからこそ怖いクリーチャーであるサメが、意思の疎通もできないのに思考し、人間を殺しにかかってくる。
賢いからこそ単純に、まっすぐには襲ってこない。
こうなると単なる凶暴な生物というよりジェイソンやレザーフェイスのようにホラー映画に登場する殺人鬼に近しい。
ちなみにプライム枠なので未見の方はどうぞ。

最近では、海の上という孤立状態を舞台にした「オープンウォーター」や「ロストバケーション」などもある。
救助を求められない環境下、過剰にカリカチュアライズされていない普通のサメが襲ってくる作品も新しいジャンルかもしれない。

チャイナパワー

「MEG ザ・モンスター」はよくあるB級のサメ映画。
巨大なサメ。。。太古の昔に生息していたといわれるメガロドン
海底探査の最中、深海で生き延びていたメガロドンに襲われる。
その後なぜかメガロドンは人間を追って深海から浮上し、海底基地に襲来。
人間に次々襲いかかる、という単純なストーリー。

主演は、ヴィン・ディーゼルと並ぶB級映画でしか見かけないツルツル頭 ジェイソン・ステイサム
監督は「クールランニング」以降ヒット作に恵まれていないジョン・タートルループ。

ハリウッド映画への中国人の進出が目覚しい2018年の作品だけに、ヒロインには中国人女優リー・ビンビン(税金は納めている方の)。
モブ(群衆)にもやたらと中国人やアジア系の登場人物が多いのが特徴。

www.businessinsider.jp

香港を舞台に巨大ビルでロック様(ドウェイン・ジョンソン)が活躍するスカイスクレイパーなんて映画にも見られるように中国のパワーが虚構にまで侵食している2018年。
日本に勢いのあった頃は「ダイハード」でテロリストに占拠されるナカトミビルみたいに日系が多かったものですが、すっかり時代は変わった。

一昔前なら食われる役でアジア人がちょろっと出て終わりだったのに。
今の米中関係を見ると、こういうハリウッド映画の中国成分含有量も変わってくるかもしれない。

ステイサムと海

もちろんジェイソン・ステイサム主演のB級アクション。
でかいサメが出てきて、ウワーッと襲われるのをダラーっと見るのが正しい見方。
頭空っぽで観れる。
特出する中身は特にない。

ただせっかくの海底探査基地が活かされないままメガロドンの歯型をつけられるだけで終わってしまうのももったいない。
海上に出てしまうせいでジェイソン・ステイサムの肉体アクションもなく、CGと特撮で構成されたサメと乗り物との戦いを鑑賞するだけになってしまう。

ジョーズにしろ白鯨にしろ、人間がその身をもって巨大なサメに立ち向かうからこそ面白い。
もちろん今作も最後の最後にそういうシーンを付け足してあるわけですが、付け足し感がすごい。

できれば浸水する海底基地という密閉空間を生かして欲しかった。
ただメガロドンが大きすぎて無理だったかもしれない。