PR表記のない「商品を紹介する取り組み」ツイートはアウトかセーフか

去年の半ばごろからでしょうか。
こういったツイートがプロモーションとしてTLに流れてくるのを見て、また「新手のアフィリエイトかな?」などと思っていました。

一般アカウントのツイートに見せかけたと思しきアフィリエイト誘導ツイート。
簡単な感想とアフィリンクを貼り、他のツイートは猫やラーメンなど日常のツイート。

一見、アカウントは一般人のものに見えます。
アカウントを見に行ってもどこにもPRとはありません。
しかしツイートはプロモーションとして配信されて来ます。
ですから、これは私人がツイートを広告として拡散しようとしているのかもしれない?などと考えました。

自分が書くブログなどを宣伝するツイートが、プロモーションとしてTLに流れてくることはあります。
ただツイッターをここまでストレートなアフィリエイトに使うことは禁止されているところも多いとは聞いていましたが。

先日のアフィリエイト記事にPRをつけるか否か問題で喧々諤々しておられた界隈の方々は、こういう手管をどのような目で見ていらっしゃるのかな?などと考えつつ調べておりました。

すると、こんな問い合わせをされた方を見つけました。



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取り組みの一環

どうやらこれは私人のアフィリエイトではなく、Renta公式のプロモーション活動なのだそうです。

該当のツイートにつきましてはRenta!及び出版社の許可を得たうえで商品を紹介する取り組みの一つ

商品を紹介する。
「プロモーション」に類する行為であれば、そこにPRの表記は必要ないのでしょうか?


確かに当初はプロモーションとしてツイートは配信はされます。
「プロモーション」とツイート下部に表示されています。

プロモーションとして配信(一次)※PRとして配信

→RTされる→(二次)プロモーションが外れる ※通常ツイート

一度RTされる(ロンダリング)ことで、プロモーションが外れ、PR表記のないツイートは一般ツイートに紛れてしまいます。
当初のプロモーション表記を除き、アカウントやそのTLを見てもどこにもPRの文字はありません。
ツイートの地の文にも、自己紹介にも。
著作権は守っているという一文はあってもPRの文字はありません。

私は昨今、ステマやサクラは、対象の商品などに対して評価している側が恣意的だったり作為的なのにも関わらずそのことが偽装されているというところが問題なのだと認識しておりました。

だとしたらこれは何なのでしょうか。
グレーだからセーフ?


もしツイ主のプロフィールなどに
「このアカウントはRentaのPRアカウントです」
「RentaのPRを行なっております」
と書いていただければ誤解は避けられます。
それにも関わらずあえて書かない(書くように指示されない)のは意図的に錯誤を狙っておられるのでしょうか。

www.womj.jp

(ア) WOMマーケティングにおける偽装行為とは、現実とは異なる「情報発信者から発せられる情報」や「消費者行動の履歴」を、あたかも現実であるかのように表現することを指す。投票や評価の水増しのような、言語以外の表現も含める。

ステマガイドラインを参照しますと、このようにありました。
今回の場合でいうなら

現実とは異なる「情報発信者から発せられる情報」や「消費者行動の履歴」を、あたかも現実であるかのように表現すること

がこれにあたるのではないでしょうか。

#PR表記の是非

ネコ好きに悪い人はいないのは当然。
ですから、きっと中の人は善良な方です。
これはRentaの運営(プロモーション担当)側がステマ紛いであることを認識の上で、一般の方に依頼している案件なのかが気になるのです。

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なかむら@漫画厨 (@nakamura_comic) | Twitter

ラーメン好きに悪い(ry

企業が認識の上で、個人のアカウントで恣意的にリンクを発信していただく。
しかし配信するリンクはアフィリエイトではない。
だからそこにPR表記は必要ない。

Rentaのご担当者様はそうお考えなのかもしれません。
しかし本当にそうでしょうか?


中の人も素直な感想とともに作品を共有しておられるのかもしれません。
しかしこのようなやり方では、残念ながらその真意やツイートの内容の信頼性も疑ってしまいます。

闇ですね。
炎上の隙間といいますか、コンシューマーが気になるかならないか、ステマの境界線を探るためにガソリンを撒いては様子を見、点火しなければ次に進んでいくようなやり口はいかがなものなのでしょう。
先日、アナ雪で騒いでいた広告やメディア業界の方々が、こういった「商品を紹介する取り組みの一つ」をどのように考えられるか是非お聞きしてみたい。
そのように感じました。

では失礼いたします。

人の心を操作するブラックマーケティング

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