靴好きも入口が違うとゴールも違う

LAST issue 13―男の靴雑誌 新しい高級へのアプローチ (東京カレンダーMOOKS)
最近、靴への愛を語るのが流行ってるらしいですが、こういうのって入り口が違うとゴールも違うものでして、それもまた面白いところ。
靴好きって例えば英国靴ならエドワードグリーンとかジョンロブ、ガジアーノ&ガーリングなんかの超高級ラインに行き着く。

でも例えば自分の場合は、英国音楽から入ってるんですよ。


https://www.youtube.com/watch?v=Z3ZCZjhjguA

プライマルスクリームのボーカリスト ボビー・ギレスピーエルメスのシューズ履いてるからエルメス欲しいとか、オアシスのリアムギャラガーがクラークスのデザートブーツ履いてるから同じのが欲しいとか。
英ロックやパンク、モッズというのはワーキングクラスの音楽ですからファッションも当然ワーキングクラスが背伸びしたようなものになる。
最近話題に出てるエドワードグリーンとか、ガジアーノ&ガーリングなんてゴリゴリの貴族階級が履くようなものには手を出さない。
そもそもそれに合うような服がない。

レザーのライダースとかモッズコートにはエドワードグリーンじゃなくってジョージコックスのラバーソールやマーチン、トリッカーズ、ロークが似合う。
革靴にしろサンダースやチーニー、チャーチとかなら手も出しやすいですが。

だから高級なエドワードグリーンにも行かないし、靴好きなら必ず通るイタリア靴にも行かない。



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BARKER BLACK

ただ自分も高級靴に手を出そうとしなかったわけじゃないんですよ。
恵比寿で買ったバーカーブラックのブーツは確か13万くらいしましたが、やっぱりなかなか難しい。
バーカーブラックって意匠としていろいろなところにモチーフとしてこっそりスカルが入ってるんですよ。

当時はアレキサンダー・マックイーンとかに傾倒してたので(まだ存命でしたので)
「一見ジェントルっぽい靴なのにスカルなんてマックイーンがチャールズ皇太子のスーツの裏地に"I am a c○nt"って書いたみたいにロックじゃね?!」
なんて厨二病丸出しで買ってみたんですけども。
でも英国靴が合わないのか、いまだにほぼ履いてないですね...。
すっかりブランド自体下火になってしまって名前も聞かなくなってしまいましたが。

FOOT THE COACER

靴だってツールですから、履きやすさ使いやすさ。
日々、気兼ねなく使えてナンボ。
とはいえ趣味的な英国謹製にも惹かれる。
そういう折衷で出会うのが日本製のしっかりしたブランドのシューズ。

シューズデザイナー坪内浩の HIROSHI TSUBOUCHIやロイドフットウェア。
個人的に一番ハマったのがFOOT THE COACHERでして。
英国高級靴には行き着かず、ここがゴールになってしまった。

ナンバーナインなんかのシューズを担当していた竹ヶ原敏之介が創設したFOOT THE COACHER。
英国トリッカーズで修行し、日本に帰り日本人の足型を研究して作っただけあって、自分みたいなコッテコテのモンゴロイドですらとても履きやすいのが特徴。
履きやすいは正義。
しかも作りがしっかりしているので壊れず、非常にコスパがいい。
そして真面目すぎず、カジュアルダウンにも対応できる。
 
2000年台の半ばに伊勢丹で買ったブーツをいまだに現役で履いてますからね。
アウトソールがキングソールのスムースレザーのブーツ。
アッパーも傷もなく綺麗だし、ソール交換すらしてない。
8万の元はとってる(はず)。

その後、ヒールブーツがセクシーすぎてつい鑑賞用に買い、エキゾチックレザーコンピのヒールブーツが面白すぎて買い、ウォレットも、バックパックも、トートバッグも買ってしまうFootTheCoacher沼にハマったんですが...。

で、そんな竹ヶ原敏之介と老舗の三陽山長が手を組んで新しいラインを発売したんだそうで。

www.fashion-press.net

モホークが気になるんですよね。
お値段も49,000円ですからおっさんの懐的にも無理のない感じ。
ちょっと来週辺り、仕事帰りに銀座で試着してこようかと思ってますので、これに関してはまたいずれ(ニューバランスM1300の抽選が外れたら、ですが)。
  

趣味と実用

紳士靴を嗜む はじめの一歩から極めるまで
高級靴なんて高かろうが一見、普通の革靴ですからほぼ気づかれませんしドヤ顔なんて出来ません。
どこまでも自己満の世界。
電車の車内なんかで踏まれたらちょっとキレそうにすらなりますが(だから電車通勤の庶民はエドワードグリーンなんて履かない)。
わかる人にはわかるけど、ほとんどの人には一切伝わらない。
でも自分が楽しきゃいい趣味の世界。

高い靴ってのは繊細ですし、その分世話も大変なんですよ。
オールデンのコードバンなんて、手洗いの時の水跳ねすら気をつけたり。
でも手間がかかる分、面白いのが靴の沼。

靴にしろ服にしろ実用性だけで語れるわけじゃない。
誰しもそういうのはあるじゃないですか。
大して使うわけでもないのに1000円超えるような高級ボールペン買ってみたり、雰囲気だけでMac Book買ってみたり、必要もないのに高級メカニカルキーボードを買ってみたり。

趣味と実用性というのはどちらかだけでも成立するし、どちらも両立しえるもの。
実用性だけで語ったり、趣味だけで語っても平行線なだけ。
その辺、どっちかだけでやたら語ってる人が多いですね。


ちなみに高級靴に興味のある方にはUNINWORKSのブログがおすすめ。

unionworks.blog118.fc2.com

ジョンロブ、エドワードグリーン、オールデン、ガジアーノ&ガーリング。
マニア垂涎の高級靴からセール価格のお得な靴まで。
お直しは当然として、中古の美品の品揃えもいいのでお買い物にも向いてる。
自分は青山と新宿店に行ったことありますが、靴好きなら一度は行くべきお店だと思ってる。
眼福ですよ、眼福。

長持ち

あと豆。
スニーカーにも役立つんですが馬毛と豚毛のブラシは買っておくと非常に役立つ。
スニーカーだってレザーを使ってる(ものが多い)。
なのでブラシをかけてあげたほうがいいのは当然。
ちなみにスエードの場合、ブラシは硬いほうがいい。

帰ったら脱ぎっぱなしにしないで、すぐスニーカーに湿気取りのシューキーパー噛ませたり、臭い&湿気取りの炭を入れたりしてから、ホコリ取りのブラシをかければ綺麗な状態が保てる。
一足じゃなく二足、三足をローテで回すのが当然なんですが...。
毎日同じの履いてる人多いですよね。
だから、すぐに履き潰れる。

せっかくの靴なんですから長く使いましょうね。


ニューバランスM1300の抽選が外れたら見に行く予定のモホーク