WACKオーディション合宿と拗らせてもアイドルになりたい人々
在宅勤務が多くなってここ数日、ニコ生のWACKの合宿アイドルオーディション中継観てるんですけどこれが面白い。
もちろんフキンシンガーとかパワハラがーみたいな人が見ると渡辺"小手先おじさん"淳之介に激昂するんでしょうが、そういうことはさておき、今回の合宿参加者(アイドル候補者)にやたら「正解を求めたがる」「聞けば教えてもらえる」「正しさを優先する」みたいな人らが多くって。
自分に関わりがないととても面白い。
当事者は大変でしょうが。
坂道系と違って拗らせた人がいく印象のWACKですから、当然の如く候補者が比例するのは仕方ないでしょうが。
観ていて非常に生きづらそうなそういう人々。
「アイドルになりたいです!」と口にする割にはアイドルとして誰かを笑顔にさせるみたいな1番の資質に欠けてるんだけどその自覚がない。
だから人気投票でもなかなか上には上がれない。
自分のことでいっぱいだからぴえんぴえん泣きまくるし、結果として見ていても気分良くなれない。
真面目で真剣ならスポーツとか職人とか、芸術家とかもっとストイックな方向あるだろ。
アイドルって人に見られてナンボの商売で自分を顧みる視点が持てないって致命的欠陥。
なんでわざわざWACKってハードめの事務所でアイドルやりたいのかって応募動機を聞かれても明文化できないのって意外とやばいと思うんですけど。。。
志は高く、自信もプライドも実はすごい。
だから人の言うことは聞かないし、言われても届かない。
だから治らない。
そういうとこだぞ、と言われても曲解してしまうから、また泣く。
泣いたら思考停止して判断できないんですけどね。
マジオペの14巻でもアラタは悲しみの感情に囚われず、泣かず、ひたすら考えることで止まることを回避してる。
いや、もう、ほんと泣きに来てるのかと。
ダンスとか歌とか、そういうところじゃなくって、もう一段深いところを見てるし、言ってるんだけど、それが理解できない。
だから表面上のパフォーマンスばかりになる。
ダンスとか歌って肉体言語ですからその辺ガシガシに影響する。
綺麗で整った表面的な美しさより、表面が多少汚くても訴えるものがあるものの方が断然好きですし、見ていて笑顔になれないものはやっぱり好きにはなれない。
「アイドルになってみんなを笑顔にさせたいです!」って志の高さはわかるけど、今のあなたの状態は見ていても全然笑顔になれないですけど?っていう。
そう言う意味で合格しそうな娘はその辺がある程度できていたり、伸びしろがあったりする。
過去の合格者は理解も深い。
技術云々じゃなくってその辺を見るオーディションだから面白いんですけどね。
結構、参加している既存(現役アイドル)のメンバーもそう言う「面倒な候補者」の空気に当てられると言うか、呑まれてしまっていると言うか。
めんどくさい人と真剣に話すと引っ張られちゃうし疲れるんですよね。
なんか集団自家中毒みたいになってる。
カウンセラーじゃねぇんだから。
パニックって感染すんだなー。
自分もたまに仕事で人に教えたりとかあるんですけど、同じようなタイプの人って説明途中で「あ、はいはい」とか理解してるような返事してその割にしばらくすると全然できてなかったり適当だったり、それで注意しても自己流にしかやらない。
大体そう言う人って続かないんですけどね。
身の丈に合わない完璧主義者に多い印象。
別に「会社は学校じゃねぇ」だし、自分も先生じゃないのでそう言う人は知ったこっちゃないですが、ケツ拭かなきゃならないので嫌なんですよ。
この前、途中でブッチした野(ry
数日の合宿程度でそういう人の根深い、ある種の「狂気」が解消されることはない。
どれだけハードでも乗り切ってしまえば、それが成功体験になって「これは間違ってない」っていう無根拠な成功体験になってしまうんですね。
「ザ・ノンフィクション」みたいにその人の人生の一部をコンテンツ化するようなものなら面倒な人相手も成立するんでしょうが、面倒な人を採用してステージに上げたりするのは他のメンバーとかが大変だろうなぁ、とかスタッフとか周囲が大変だろうなぁ、とか。
今週末には結果も発表されますし、不要不朽の外出をやめて、拗らせまくったあの執念(執着)を渡辺"オセロに勝つ相手が違うだろ"淳之介がどうするのか見守りたい。
ってな感じです。