SAN値削られる最怖ホラーゲーム「ソング・オブ・ホラー」


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ひさびさにこれは名作ゲームなのでは?!
と普段、あまりゲーム系の記事は書かないんですが、書かずにいられない絶賛ハマり中の一作。
週末は、はてブもやらず、昨夜、ついに全クリしました(歓喜
いやいや、苦労した。

DMM GAMES、PS4「ソング・オブ・ホラー」はいわゆるH.P.ラヴクラフトクトゥルフ神話体系に繋がりそうな世界観をベースにしたホラーアクションアドベンチャー
襲いかかる敵から逃れ、謎を解き進めていく。
ちょっと地味ですが、かなり歯応えがある。


ここから長いので、忙しい方のため要約すると、

クトゥルフ好きなら絶対ハマる
・パズルの難易度がかなり高い
・致死率が高い
・全キャラ死亡で章の始めからやり直しになるシステムの緊張感
・マジで怖い
・バグが多い

こんな感じ。
以下詳細。

即死

あらすじ。
ある時、記者ダニエルに上司から電話がかかってくる。
曰く、雑誌社お抱えの作家セバスチャン・P・ハッシャーと連絡が取れなくなったため、調査して欲しいとのこと。
ダニエルがハッシャーの家に足を踏み入れると、そこには不思議なオルゴールの曲が流れている。
ダニエルはその音を探すため部屋へと踏み込んでいくが...。

と言った具合で王道のストーリー。

ゲーム画面は、初代バイオハザードを思わせる固定カメラ。
カメラが動かない事で死角が生まれ、緊張感が増す。
製作者が、バイオなどへかなりリスペクトがあるらしい。

小ネタも多く、例えばチェーンカッターはバイオでお馴染みチェーンカッターだったり。
パイプの栓を動かすパズルでは聞き覚えのあるSEが使われていたり。
バールのようなものも当然登場する。

作家のハッシャーもポーの「アッシャー家の崩壊」のアッシャーと邪神ハスターを掛けたのかもしれない。


このゲーム、基本的にセーブはあるが、あくまでひと休み、中断のためのセーブ。
セーブ→メニューに戻る。
死んでもやり直しができるのではない。

なのでプレイ中、キャラが死ぬと、次のキャラはそのあとを引き継いでプレイを行う(アイテムは殺された場所に落ちる)。
キャラが全員死ねばその章の最初からやり直しという結構ハードなシステム。
要はシューティングゲームみたいな残機システムを連想するといいかもしれない。


序盤はまだしも、後半の致死率は結構なもの。
しかも後半、ステージが入り組んでいる上に広い。
そこをはじめてのお遣いでうろつき回る。
さらに使えるキャラの数も減るため、終盤に関しては何度殺され、やり直したことか。

死んだキャラは、その後ストーリーに出てこない。キャラ死亡でクリアすると章が進むごとにプレイキャラが減っていくことになる。
しかも死んだその魂は邪神に操られ(ry




聞き耳

扉に耳を押し当てる「聞き耳」システム。

敵は何種類かいるが、扉の向こうで待ち構えている敵の場合、扉を開けただけで即死してしまう。
敵と交戦はできない、人間は一方的に狩られるだけ。

なので、扉に耳を押し当て、向こうの音を聞いて危険がないか確認→扉を開く、というのが基本ルーチン。
一度通った扉は危険がないので、聞き耳コマンドが出ないのが通常だが、時折、聞き耳コマンドが復活して表示されることがあり(つまり扉の向こうが変化した?)ついつい油断して聞き耳使わず、扉を開け→闇に飲み込まれ即死、なんてことが何度あったことか...油断大敵。

さらに音が重要になるため、それなりの音量でプレイせざるをえない。
結果としてゲームの驚かせる仕掛けが絶妙にハマるため、ホラーが得意な自分ですら結構怖い。
ゲームの進行には関係なくプレイヤーを驚かせるだけの仕掛けも結構あったりして(画面端の扉が開いて誰かが立ってたり、何かが見切れたり)かなりホラー演出が上手い。

コントローラーが震え、何かしらが近くにいることを知らせてきて、緊張感マシマシで構えてたら何も起こらず、気を抜いた途端に突然「アレ」が壁ドンしてきたりするんだからたまったもんじゃない。
一晩でSAN値1/8ダイス振らされてどんだけ削られてるやら。

あえて夜、電気を消してイヤフォンつけてプレイしてると結構ドキドキするのでおすすめのプレイ方。
ホラー映画では、物足りない人でも間違いなく満足できる。

クリーチャー

このゲーム、即死が多いものの、クリーチャーに抗うことはできる。
襲いかかってくるクリーチャーは、それぞれに特徴があ流。
例えば扉を開けて入り込もうとするクリーチャーの場合、◯ボタンを連打しパワーを溜め→R2で扉を閉め→再び◯ボタン連打、、という連打勝負。
"ダークネスかくれんぼ"の場合、テーブルの下や箪笥など隠れる場所までキャラを誘導→闇の中でL1R1を心音に合わせて操作してキャラの呼吸を落ち着かせなければならない音ゲー
他にもだるまさんが転んだ(L2R2で呼吸をコントロールする)や地面に引き摺り込む(Xボタン連打)なんてのもいる。

襲ってくるクリーチャーに応じて操作が変わる。
さらに後半になるに従い当然ながら攻撃も長く、ハードになっていく。

例えば、鏡越しの敵はLスティックでクリーチャーを探し→R2で光を照射、クリーチャーを焼き尽くすという対処法なんだけれども、連打も要らず、微妙なボタン操作も必要とせず、全クリーチャーの中で比較的対処しやすいこのクリーチャーが、最終盤の章では同時に3体ほど現れ別方向から襲いかかってくるため、とてもじゃないが間に合わず(光を照射するのに数秒かかる)出会ったが最後惨殺されまくり。
今のところ致死率100%
全クリした時はたまたま出会わなかったのでなんとかなったが、廊下でアレが始まった時点で章の最初からのやり直しを覚悟する難敵になった。

難点

面白いゲームだが、もちろん少し難点もある。

一番の問題はバグが多いことか。
休憩のためセーブを行い→再開したら廊下にキャラがおらず、マップで見ると壁の中に移動できたりしてゲーム復帰できず(セーブデータごと壊れたらしく)章の最初からやり直したり、途中でゲームが落ちたり、ベッドを見ているのに切り替わった画面にはテーブルと写真が表示されたり(表示画像ズレ)と色々なバグがあって、時折クリティカルな(進行不可バグ)ものもあるのでこの辺は早急な改善を期待したい。

さらにパズルの難易度が異常に高い。
バイオリスペクトだけあってお使いゲーム的な要素はかなり強いが、途中にある謎解きもかなりハードで、ヒントがとても少ない。
最終ステージの某パズルに至っては翻訳がなかったり...マジで推理しまくりましたよ。
まだ攻略サイトなども少ないため、歯応えのある謎解きを自力でやるしかない。

一番、理不尽だったのがビリビリに破られた写真を組み合わせるパズルや謎の機械を部品を組み合わせて作るパズルで、配置が異常にシビアなため、部品が全くはまらなかったり、写真なら絵柄は合ってるのに完成にならなかったり(全てのピースの隙間を少し開けたり、狭めたり調整しなきゃならないらしい)ストレスが多いし、日本のゲームって親切だなぁ、と。

良ゲー

いわゆる悪霊ではないクリトルリトル神話体系な世界観は、かなり壮大。
一度死ぬとまた章の頭からやり直しという結構疲れるゲームシステムなのにも関わらず繰り返してやってしまった(昨日クリアしたのに今日もやる予定)。
時折、我に返って「わざわざ怖い思いして気持ち悪い世界を探索する」ドM心を自覚したりもしたが、一度踏み込んだら抜け出せず。
もちろんアクションが苦手な人でもプレイできるように死んだらそこから再開できるE.T.A.ホフマンモード(ベリーイージー)もある。

自分の場合、難易度エドガー・アラン・ポーモード(ノーマル)をクリアーしたのでラヴクラフトモード(ハード)が解放されたが、とてもじゃないがクリアーできる自信がない。
連写機能付きコントローラーとか欲しい。

以下、全クリしたのでプレイのヒントを幾つか書いておくと、
・一度聞き耳したドアだからと油断しない(紙に書いて貼っておく方がいい)

・扉の向こうに何かがいる場合、長く聴いてると壁ドン(?)してくることがあるので、聞き耳確認は少し長めに聞く方が確実

・走るとランダムクリーチャーとの邂逅率が上がるので、安全地帯(隠れる場所)がない場所、未開拓エリアに行く前に走り回ってクリーチャーに遭遇しておくのもいい

・パズルは書き出して、簡略化すると解きやすくなる

・時折、寒くなったり、地震が起きたりするが慌てずに扉を開けての移動はしない(扉の向こうでクリーチャーが出待ちしてることがある)

・連打に自信があるなら女性キャラ、L2R2などの微妙なボタン操作が得意なら男性キャラがおすすめ

・レニー(警官)は殺すな(あとが面倒なので)

・初見一発クリアはかなり難しいので、あえてダニエル(主人公なので死ぬと即時やり直しになる)を使い、下見して、死んでから次が本番というのも手

・不親切ではあるが、必ずヒントはある(そのヒントも不親切なのだが)

・選択肢を迫られるパターンは即死が多いがストーリー上必要なことも多いので、選択は後回しにして、行く場所がない、進行しないところまで進めてから選ぶのがいい

このボリューム、この内容でこの値段は本当に安い。
贅沢を言えばマルチエンディングとか、もっとやり込み要素も欲しかったところ。
DLCで追加エピソードとかあるなら課金する。

本当、オススメできる良ゲーでございました。

↓DMMGAMESのリンク
songofhorror.games.dmm.com